【海快晴の実釣レポート その12】~秋の伊勢湾ジギング・タイラバ~

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こんにちは。海快晴の気象予報士の竹内です。
海快晴を活用した実釣レポート(その12)をお届けします。
2023年11月23日(勤労感謝の日)に伊勢湾ジギング・タイラバに行ってきました。

まず最初に海快晴の特徴のおさらいです。

釣行の16日前から当日まで使える

海快晴の概要
16日間予報、72時間先までの異なる2種類の風・波予報、10時間先までのリアルタイム風予報と、3段階の予報を搭載しています。
釣行の予定を立てるタイミングから、釣行2~3日前のポイント選択のタイミング、そして釣行当日の朝や釣行中にも使うことができます。


釣行当日の気象状況

釣行した日は2023年11月23日(勤労感謝の日)。当日の天気図がこちら。(引用元:気象庁)
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北日本では前線を伴った低気圧が接近し前線や低気圧に吹き込む南西風が強まるものの、東~西日本にかけては高気圧に緩く覆われ、さほど風は強まらない気圧配置でした。
ただし、大陸には1050hPaとこの時期にしては強い寒気が蓄積されていて、翌日は大陸の寒気が流れ込んで全国的に北寄りの風が強まる予報でした。
釣行は23日か24日と考えていましたが、23日に狙いを定めました。

当日朝の2種類の風・波予報がこちら。2種類とは海快晴独自予報と気象庁予報です。

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2種類の予報を並べることにより、予報の当たりやすさがわかるようになっています。
2種類の予報が一致していれば当たる可能性が高く、異なっていれば予報の不確定要素が多いことを意味しています。

風については、独自予報・気象庁ともに最初は北西寄りの風が少し残るものの徐々に弱まり、午後は弱い南寄りの風になる予報となっています。
波については、独自予報・気象庁ともに少し(60~70cm程度の)南東うねりがあるものの、釣りに支障があるレベルではありません。
2つの予報がほぼ同じ傾向を示しているので、信頼度は高いと言えます。

また、朝の時点のリアルタイム風予報がこちら。

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この予報は10時間先まで限定となっていますが、1時間に1回更新され、水平計算格子間隔も2kmと非常に高精細な風予報です。
出発前などの最終チェック、また海上での今後の予報を確認するのにとても便利です。

やはり最初は北西風が少し残りそうなので、その風波には注意しつつ、そのあとは徐々に凪いでくるという天気のストーリーです。


実釣レポート

さて、いよいよ実釣スタートです。
ボートは、知多半島の知多マリーナに兄が船を置いているので、そちらに乗船します。
マイボートやレンタルボートの場合、気象の判断は最重要事項と言っても過言ではありません。
命に関わるので、しっかりと気象予報を確認して出船するようにしましょう!

素晴らしい朝焼けからのスタートです。
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ターゲットは、青物と真鯛です。
太刀魚は直前までは結構釣れていたようですが、水温も下がってきてだいぶ抜けてしまったようです。
まずは朝イチに青物を釣っておきたいところ。伊良湖水道の愛知県側で始めました。

早速、水深20mぐらいの根があるポイントで、TGベイト120gでキジハタをゲット。
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そのあと、なかなかベイトの固まりを見つけられずにいましたが、浅場の方で鳥山が発生していたので、急いで向かいます。
水深は15mほどで、ジギングだと効率が悪いので、メタルマジック50gをキャスティングしていると、ズドンと来ました。
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丸々太った70cmオーバーのワラサでした。
メタルマジックは最近東京湾のサワラ釣り(ワラサではないです)で非常に流行っているタングステン製ブレードジグです。
サワラに有効な高速巻きでも安定して泳ぐので人気があるようですが、ゆっくり目に巻いても色んな魚が釣れ、自分は浅場の太刀魚などもメタルマジックを使います。
PE1号だったので、無理せずスピニングリールのドラグ性能を使いながら10分ぐらいかけてキャッチしました。

浅場では反応がなくなってしまったので、水深40mぐらいの所に移動し、TGベイト150gのジギングでもう1キャッチ。
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その後はベイトの反応が完全になくなってしまったので、大きく伊勢湾側に移動しタイラバをやることにしました。
前回はビンビンスイッチTGで一人勝ちしたので、今回もビンビンスイッチTGでやります。
ただ、前回と違うのはビンビンスイッチキャンディという、ドテラに強いと言われているものを入手しましたので、そちらでやってみます。
伊勢湾のタイラバは水深30~60mぐらいと深さはそこまでではありませんが、伊勢湾の入り口で海が狭まっているため、上げと下げのピーク時はかなり潮が飛びます。
ですので、流れに強いビンビンスイッチキャンディが効くのではと思いました。

そして、タイラバを始めて早速、ゴツゴツというアタリが。結構引くなと思いつつ上げてみると、、、
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なんと大きな白甘鯛でした!
長さは45cmオーバー。
赤甘鯛はこれまで沢山釣っていますが、高級魚と言われている甘鯛の中でも特に高級な白甘鯛は初めてです。
これはとても嬉しかったです。

引き続きビンビンスイッチキャンディを巻き巻きしていると、ゴツゴツとアタリが。
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小さめですが真鯛でした。

その後ホウボウを追加したところでストップフィッシング。
終わってみれば、ビンビンスイッチキャンディ以外はチャリコやエソが釣れただけで、またもやビンビンスイッチ一人勝ちとなりました。
また、同船者がノーマルなビンビンスイッチTGを使っていたのですがダメだったので、キャンディが速い潮に効いていたのかも知れません。
伊勢湾タイラバの参考になれば幸いです。

午後はこれくらい凪ぎになりました。
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予報の検証

さて、ここで海快晴の予報と風の実測値を比較したいと思います。
左側は出船前の2種類の風・波予報、右側は海上保安庁が設置している伊良湖岬の風速計です。

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実測を見ると、朝は北西風が多少残ったものの次第に弱まり、午後2時ごろに風が最も落ち着き、それ以降は南寄りの風になっているのがわかります。
まさに2種類の予報の通りになりました。
このように、2種類の予報がほぼ同じ傾向だと信頼度が高いということが結果からもわかりました。

良い釣りをする第一歩は、天気を当てることです。
海快晴を使って良いコンディションを是非当ててください!

海快晴は1ヶ月の無料お試しを行っているので、会員でない方も是非インストールして使っていただければと思います。
https://www.umikaisei.jp/static/umi_ADLP/

引き続き海快晴をよろしくお願いいたします。

過去の記事はこちら↓
第11回 相模湾SUPフィッシング(サワラ・真鯛・太刀魚・ホウボウ)
第10回 三浦半島剣崎 イサキ釣り
第9回 真夏の伊勢湾ジギング・タイラバ(真鯛・ワラサ・ホウボウ)
第8回 東京湾LTアジ釣り
第7回 相模湾での2馬力ボート釣り(真鯛・甘鯛・ホウボウなど)
第6回 東京湾手漕ぎボート釣り(太刀魚・ヒラメ・大アジなど)
第5回 伊勢湾でのタイラバ釣り(真鯛・キジハタ)
第4回 東京湾手漕ぎボート釣り(太刀魚・アジ)
第3回 東京湾手漕ぎボート釣り(太刀魚・大アジなど)
第2回 東京湾手漕ぎボート釣り(太刀魚・アジなど)
第1回 東京湾手漕ぎボート釣り(太刀魚・真鯛)

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