【海快晴の実釣レポート その11】~相模湾SUPフィッシング~

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こんにちは。
海快晴の気象予報士の竹内です。

海快晴を活用した実釣レポート(その11)をお届けします。
今回は相模湾でのSUPフィッシングです。

まず最初に海快晴の特徴のおさらいです。

釣行の16日前から当日まで使える

海快晴の概要
16日間予報、72時間先までの異なる2種類の風・波予報、10時間先までのリアルタイム風予報と、3段階の予報を搭載しています。
釣行の予定を立てるタイミングから、釣行2~3日前のポイント選択のタイミング、そして釣行当日の朝や釣行中にも使うことができます。


釣行当日の気象状況

釣行した日は2023年9月16日(土)。当日の天気図がこちら。(引用元:気象庁)
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秋雨前線が東北南部から日本海にかけて停滞し、相模湾付近は南海上の太平洋高気圧に覆われています。
朝の時点の2種類の風・波予報がこちら。2種類とは海快晴独自予報と気象庁予報です。

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2種類の予報を並べることにより、予報の当たりやすさがわかるようになっています。
2種類の予報が一致していれば当たる可能性が高く、異なっていれば予報の不確定要素が多いことを意味しています。

この日は、海快晴独自予報・気象庁予報ともに朝は弱い北風で、9時ころから南風が入り始め、昼には3~5m/s程の南風が吹く予報でした。
2つの予報がほぼ同じ傾向を示しているので、信頼度は高いと言えます。
また、波の高さは海快晴独自予報・気象庁予報ともに50cmとなっていて、南東うねりが少しあるくらいという予報でした。

また、朝の時点のリアルタイム風予報がこちら。
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この予報は10時間先まで限定となっていますが、1時間に1回更新され、水平計算格子間隔も2kmと非常に高精細な予報です。
出発前などの最終チェック、また海上での今後の予報を確認するのにとても便利です。

この日は10時ころまでは1~2m/s程度の微風予報となっていました。

SUPは風や波に非常に弱い乗り物です。
少し風が吹くだけで流される危険性があり、離着岸の際に波で転覆するリスクもあります。
ですので、SUPで海に出る場合は、風や波が穏やかなことが絶対条件です。

海快晴の2種類の風波予報・リアルタイム風予報は、風・波にシビアなSUPフィッシング、カヤックフィッシング、手漕ぎボートや2馬力ボートのユーザには是非使っていただきたい予報です。

実釣レポート

今回SUPで出るのは、神奈川県の西湘エリア。
このエリアは、相模湾沿岸の中でも岸からすぐに深くなっており、数百メートル沖に出れば水深は100メートルにも達します。
そのため、SUPなどの非動力系の乗り物でも、根魚や真鯛、青物、甘鯛など、様々な魚種が狙えます。

海快晴の予報から、昼ころには南風が吹き始めることがわかっていたので、昼前には上がる前提で出ることとします。
なお、日の出前のエントリーは、他の船から見えづらく衝突などの危険性もあるため、絶対に避けるようにしてください。

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SUPは海の上では目立たない上に、落水やパドルの流出、インフレータブルの場合はパンクの危険性などもあります。
そのため、フラッグ、ライフジャケット、パドルのリーシュコード(流出防止コード)、インフレータブルの場合は穴があいた時用の補修テープなど、装備することが重要です。
また、離着岸の際は波のブレイクで転覆し、タックルを破損する場合もありますので、エントリーポイントでは岸や波の様子をよく観察するようにしてください。

これからSUPを始める場合は、最初にSUPのスクールに入ることをお勧めします。
湘南近辺であればhosoii surfさんはSUPフィッシングのスクールもやっています。

さて、無事に離岸し、沖へと漕ぎます。
海上は予報通り微弱の風で、クルーズしているだけでとても気持ちが良いです。



この日は真鯛や根魚などをタイラバで狙いつつ、ベイトが居ればジギングで青物を狙う作戦でした。
まずはビンビンスイッチキャンディー80gで水深30~40メートルラインをドテラで流していると、馬の背地形(水中の尾根)の真上で「ガツガツガツ・・・ゴンゴン」と来ました!

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そこまで大きくはないものの、コンディションの良い真鯛でした。
最近はタイラバ船に乗っても真鯛が釣れていなかったので、とても嬉しかったです。
戻って流すを繰り返していると、ほぼ同じ場所で複数回バイトがあります。
明らかに馬の背の真上で魚が固まっている様子です。
そして再びフッキングしました。

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今度は大きなホウボウでした。
最近はタイラバでホウボウがよく釣れますが、ホウボウも煮物や唐揚げなど、とても美味しい高級魚です。

ホウボウを釣ってからも同じ場所で何度かアタリはあったものの、乗らずでした。
そこでタイラバを止めて、すぐ近くの深場でジギングをやることにしました。

水深は70メートル前後の谷状の地形。

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谷底付近をTGベイト120gでしゃくっていると、ズドンと大きなバイトが!

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指5本のドラゴンタチウオでした!
普段タチウオ釣りしているジギングタックルをそのまま使っていたので、50ポンドの先糸のおかげで無事キャッチできました。

同じ場所をしゃくっていると、再びタチウオが釣れました。
今度は指3.5本ぐらい。
タチウオは群れでいることが多いので、1匹釣れると複数匹釣れることが多いです。

そして再び流し直すと、「ズドン」と強烈なバイト。
多少走ったので、これはタチウオじゃないなと思っていたら、なんとグッドサイズのサワラでした。
ちょうどGoProでファイトシーンを撮りましたのでご覧ください。




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SUPに載せていたクーラーボックスに入りきらないサイズだったので、予定より少し早くストップフィッシングとしました。


予報の検証

さて、ここで実際の風と海快晴予報を比較したいと思います。
風の観測値は、少し離れているものの東京大学と神奈川県が設置・運用している平塚沖のブイを用います。

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観測値を見ると、9時までは2m/sくらいの北風ですが、10時以降は徐々に南風が吹いてきて、昼過ぎには5m/sほどになりました。
出発前の2種類の予報と比較すると、海快晴独自予報・気象庁予報ともにほぼ合致していることがわかります。
2種類の予報がほぼ同じ傾向だと信頼度が高いということが、結果からもわかりました。

2種類の風・波予報やリアルタイム風予報は、風や波にシビアな釣りに非常に有効です。
海快晴は1ヶ月の無料お試しを行っているので、会員でない方も是非インストールして使っていただければと思います。
https://www.umikaisei.jp/static/umi_ADLP/

引き続き海快晴をよろしくお願いいたします。

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