【海快晴の実釣レポート ~その5~】 伊勢湾でのタイラバ釣り

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皆さんこんにちは。海快晴の気象予報士の竹内です。

海快晴にリアルタイム風予報が搭載され、ますます釣りの天気予報に活用できるようになりました。
そんな海快晴を活用した実釣レポートをお届けします。
今回で5回目になります。

まず最初に海快晴の特徴をおさらいします!

釣行の1週間前から当日まで使える

海快晴概要
週間予報、2種類の異なるモデルでの72時間先までのピンポイント予報、10時間先までのリアルタイム風予報と、3段階の予報を搭載しています。
釣行の計画を立てるタイミングから、釣行2,3日前のポイント選択のタイミング、そして釣行当日の朝や釣行中にも使うことができます。

リアルタイム風予報を搭載

予報モデル比較
気象庁の局地予報モデル(LFM)を搭載し、予報が1時間に1回アップデートされ、予報の精度も向上しています。
予報時間は10時間先までと期間こそ短いですが、行動時間はほぼカバーできるため、刻一刻と変わる現状とその予測をいち早く確認することができ、出発前の判断だけでなく、釣りの行動中にも活用できます。


釣行当日の気象状況

さてさて、釣行した日は2022年8月20日。当日の天気図がこちら。(引用元:気象庁)
天気図

日本の南海上には太平洋高気圧があり、日本海には前線を伴った低気圧が東進してきています。この太平洋高気圧と日本海の低気圧が天気のポイントとなります。
このときの弊社独自予報である風マップ(左)と波マップ(右)がこちら。

9時WRF 9時SWAN

風は、太平洋高気圧から低気圧に向けて南西風が吹いていますが、伊勢湾付近は弱くなっています。これは伊勢湾が地形的に南西風をかわしやすくなっているためです。
一方、伊勢湾は北西風や南東風には弱く、風が吹きやすい地形になっています。伊勢湾付近の風の場が北西風や南東風になっているときは風とその波に注意すると良いでしょう。
波は太平洋高気圧から吹き出す南西風によるうねりが若干あるものの、概ね弱い予報です。

このときの2種類の予報がこちら。2種類とは弊社独自予報と気象庁予報です。
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弊社独自予報、気象庁予報ともに、風は吹いても4m/s前後、波も30cm~40cm程度と、1日を通して穏やかな予報です。
2種類の予報が同じ傾向を示しているということは、その予報が信頼できるということになります。つまり、高確率で穏やかな釣り日和になるということですね。
一方、2種類の予報が異なる傾向を示している場合は、予報の信頼度が低いということを意味しています。つまり、場合によっては天気が悪くなる可能性もあると考えた方が良いでしょう。

そして当日出船前のリアルタイム風予報がこちら。

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こちらの画面、朝の4時に見ていますが、予報が更新された時間が3時半と、更新ホヤホヤです。
リアルタイム風予報は1時間に1回更新されていて、かつ超高精細に計算しているので予報の精度がとても高くなっています。
予報としては、朝は北風が若干残るものの9時頃には凪いで、その後弱い南風になると出ています。
出船前にこの予報を見ることで、問題なく出船できそうか、早上がりした方が良い天気なのか、判断することができます。


実釣レポート

知多半島にあるマリーナから出船し、伊勢湾の入口にある神島方面に向かいます。
予報通り若干北風が残り水面はザワついていますが、釣りにはまったく問題ないレベルです。
海1

伊勢湾は湾の入口が狭くなっているので、潮流はだいぶ速くなります。
通常タイラバは水深≒ヘッドの重さ(例えば水深50mであれば50gぐらいのヘッド)と言われていますが、伊勢湾では潮流が速いので、2倍から3倍の重さのヘッドを使います。
自分は120g~150gを中心にセットしておき、潮が流れないタイミングは80gでキャスティングタイラバをしたりします。
この日は小潮で干満が小さい方でしたが、それでも朝は結構流れたのでタングステンの150gを使いました。
水深50m~60mぐらいのかけ上がりをドテラ流し(船のエンジンを止めて流す釣り)していると、朝イチ釣れたのは高級魚のキジハタでした。

キジハタ

次に同じポイントで本命の真鯛が釣れました。

鯛1

昼前には完全に凪いできました。
まさに予報通りです。

海2

後半、水深90mくらいのディープが隣接する所の水深60m付近のかけ上がりで2匹目の真鯛が釣れました。
グッドサイズの真鯛でした。

鯛2

後半は天気が良すぎて風が吹かずに船が流れなかったため、逆にタイラバをやるにはあまり良くないコンディションとなってしまいましたが、それでも終わってみれば本命の真鯛やキジハタ、大きなカサゴも何匹か釣れ、まずますといった釣果となりました。

予報の検証

この日の伊良湖水道における風の実測値(海上保安庁の「海の安全情報」より)はこのような感じでした。

風実測

朝は南西~北西風が微弱、昼前後は凪ぎ、午後は南風が微弱といった風となっていました。
ほぼ2種類の予報、リアルタイム風予報通りになったと言えます。

海快晴は、1週間先まで、72時間先まで(2種類の予報)、10時間先まで(リアルタイム風予報)と、異なる3段階の予報を持っているので、釣行のタイミングに合わせて予報を使い分けると、より安全に、そして釣果につながる天気予報を得ることができるようになります。

海快晴は1ヶ月の無料お試しを行っているので、会員でない方も是非インストールして使っていただければと思います。
https://www.umikaisei.jp/static/umi_ADLP/

引き続き海快晴をよろしくお願いいたします。

過去の記事はこちら ⇒ 1回目 2回目 3回目 4回目

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