☆加藤のコラム『人生最大のビギナーズラック!!Vol.5』

3991_2.jpg

 最後に、メンタワイのボートトリップについて、簡単に説明しておきます。詳しくは、Sumatran Surfariis社のホームページ(http://ww8.tiki.ne.jp/~soulaki/)をご覧になってください。また、船内の詳しい説明は、西世古君のブログ(http://go-naminori.com/nishizeko/?p=6005)にアップされています。

 基本的には、スマトラ島のパダン港までは各自が手配したエアラインで到着します。最近では、エア・アジアが格安なのでマレーシア経由で来られる方もいますが、格安航空(LCC)の場合は、急に予定が変わったり、欠航となったりするので、そのリスクを覚悟しなければなりません。ガルーダ・インドネシア航空の場合は、日本国内の空港で荷物やボードケースを預ければ、ジャカルタからの乗継便にそのまま運ばれます。また、11月からは手荷物の制限重量が20kg→30kgへと5割増しになり、25kg以下のボードケースにはチャージが掛からないなど、サーファーにとってはとても魅力的です。

 パダン空港には、Sumatran Surfariis社の日本人スタッフ(いないときは現地スタッフ)が迎えに来て、帰りも空港まで送ってくれます。エアポートからボートトリップ中の移動と、船内の全食事(1日3食、カップラーメンなどの食料も込み)、飲み物代(ソフトドリンクはほぼ飲み放題で、ビンタンビールは3本/日の計算、我々みたいに足りない人は予め追加料金で船に積んでおく)、トローリングの釣り道具、ダイビング3点セットなどのレンタル費用もすべて含まれ、10日間サーフィンコースで2400USAドルとなっています(現時点)。料金に含まれない費用は、スタッフが撮影してくださったライディング写真が納められたUSBチップ代、サービスが行き届くクルーへのチップ代くらいです。

 私の趣味のひとつは読書ですが、今回メンタワイに3冊を持ち込みました。それぞれの内容は全く異なりますが、経営者として参考になるとても良い本でした。

3228
経営者や管理職にお勧めの3冊

 4年連続でメンタワイにボートトリップしていますが、私にとっては人のいない場所でのサーフィンはもちろんですが、10日間を通して頭の中を空っぽにリセットできるのと、じっくりと好きな本を読めるのも貴重な時間です。それでもインドネシアの経済成長は著しく、一番北側のサンダースやロキシーなどのポイントでは、数年前にアンテナが建って携帯電波が通じるので、日本から持参したスマホや携帯電話が通じます。一時ではありますが、何百件と溜まったメールを読んで返信をし、すっかり仕事モードの頭に切り替わってしまいましたが、これも時代の流れなので仕方ないことですね。

 10日間(通常は2週間)は、船という密室内の団体行動になります。陸では許されるわがままな行為も、船の中では最低限のルールが各自に課されます。たとえば、過度に酔っぱらって仲間やクルーに迷惑をかけない、真水は貴重なのでシャワーなどは少ない量でこなす、食事のおかずは皆でシェアするので多く取り過ぎない、船から落ちないように注意する(特に夜間)、船長やガイドの指示には従う、などがあげられます。

8296
毎日楽しみな晩ご飯

 また、仲間とのコミュニケーションが楽しみにもなるので、お互い毎日の会話が楽しみにもなります。反省会と称して、毎晩飲み会があり、日中のくだらないことを酒の肴(さかな)として笑い転げます。360度、周りは海なので、大声で笑っても大丈夫です。24時間一緒なので、初対面でもすぐに親しくなり、家族、仕事、サーフィン、そして人生観について色々と意見交換します。日本で一緒にサーフィンする仲間よりも、場合によっては一回のボートトリップによって生涯の友だちになることはよくあることです。これもボートトリップならではの楽しみです。

 私は、臨月に入っていた長女の出産が予定日よりも早まったため、帰りのジャカルタ空港のWiFiで、無事出産を知るハプニングはありましたが、今回のボートトリップも貴重な経験と出会いに恵まれました。
 いつまで続けられるかは分かりませんが、ランスライト(HT)にいた年配のオージーサーファーに少しでも近づけるように、これからもメンタワイに行けるよう努力していきたいと思います。

8373
Barrelを見事に抜けるオージーサーファー

 サーフボードケースがロストバケッジ(エアラインの手続きミスで他の便に積み込まれて荷物を紛失すること)となり、ボートトリップ中は自分の板を使えなかったアクシデントにも関わらず、軽快なサーフィンを披露していた山口社長、スタイリッシュなサーフィン健在な西世古プロ、最終日のマカロニでおでこをリーフにヒットして2針Yu君に縫ってもらうまでは絶好調だった神田君、いつも最初に元気よくパドルアウトしてクールなサーフィンをしていたI君、昨年から参加のS君は昨年よりチャージしてチューブを狙うラインを極めようとポジティブにサーフィンし、日本ではSUPでのクルージングを出勤前の日課にして鍛えられたスタミナと肉体美を披露していたYさん、ツアー中に合計330本ものライディングを数えたサーフィンセンス抜群で今後の上達が楽しみな若きK君、唯一のグーフィーでマカロニでは楽しそうにバレルメイクを狙っていたKojiさん、また奥さまでありバレルに入れそうな波のピークからドロップする際には、必ず最高のスマイルを見せたBBのKeikoさん、皆さま最高に楽しい10日間を本当にありがとうございました。また、ガイド&サポートを頂いたAKIさん、Yu君に改めてお礼を申し上げるとともに、留守を守ってくれた会社のスタッフ、そして家族に心から感謝いたします。(了)

最近の記事

関連する記事