台風28号について(11月27日)

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きのう26日(火)に台風28号が発生しました。11月に発生した台風はこれで6個となり、1964年・1991年と並んで観測史上最多となっています。さらに、台風28号の近くには新たな熱帯低気圧も発生しています。

27日(水)午前6時現在、台風28号はマリアナ諸島付近にあり、中心気圧は992hPa、中心付近の最大風速は23m/s、最大瞬間風速は35m/sとやや発達し、西に30km/hで進んでいます。

この後は、29日(金)にかけてはやや北~西へと進むものの、その後は南下している寒気に抑えられて北上することはなく、12月2日(月)にかけてフィリピン東海上でほぼ停滞する予想です。
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直接的に日本に影響を与えることはないでしょう。ただし、沖縄などの南西諸島では、先島付近を中心に周期の長い東寄りのうねり(土用波)が12月2日(月)ころから入る可能性があります。
うねりの周期予想2日午後9時
うねりの周期予想図12月2日(月)午前9時

最新の気象庁の台風情報(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)や、「海快晴」の風・波・天気予報を確認し、早め早めの行動をとるようにお心がけください。遠くの台風や低気圧からのうねりの予想は、メニュー「沖合の週間予報」の「うねりの周期予想」https://www.umikaisei.jp/weather/windwave/week/undulation.html?mapid=00000000から確認することができます。

文責 株式会社サーフレジェンド 気象予報士・防災士 唐澤敏哉

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