『Surfers Paradise GC.Vol.6最後』

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GCのどこのビーチに行っても見かけたのが“Learn to surf”と大きく掲げたサーフィンスクールのための専用車両です。

サーフィンスクール専用車両
サーフィンスクール専用車両

2tくらいの小型コンテナトラックの中に、スクール用のサーフボードやウェットスーツなど、すべての必要器材が積みこまれていて合理的です。このスクール専用車両は、どこのポイントでも見かけたので、GCのサーフィンスクールビジネスは成功していることが分かります。今回のトリップ中、どこのビーチも波は大きくジャンクだったので、概ねヒザ〜モモサイズ位の遠浅なインサイドの場所でサーフィンスクールは行われていました。日本でも増えた中国からの観光客は、GCでも数多く見かけられ、中にはそのサーフィンスクールを受けている人々も結構いました。ヒザ〜モモサイズのスクールであるならば、日本、特に波の小さい時が多い湘南などは最適地です。

中国とくに内陸の冬の気温は、華南などを除けば氷点下が日常的であり、緯度の高い韓国、ロシアを含めて、冬の日本の海は彼らにとっては“暖かい”と感じるはずです。冬でも混雑する日本の週末を外し、スクール客用のボードとフルスーツなどを用意できれば、真冬であってもサーフィンスクールはビジネスとして十分に成り立つはずです。すでに、伊豆では旅行会社と組んだサーフィン体験が始まっているそうですし、宮崎では県のプロジェクトとしてサーフィンを観光の柱とする『波旅プロジェクト』が始まっています。国内のみならず、海外とくにアジアからのサーフィン体験旅行者を、GCのように官民協力して取り組みたいものです。

日本との時差が1時間で、成田や関空からダイレクトに飛べるゴールドコーストは、サーフトリップ先としてさらに人気を博しそうです。また、12月13日が申し込み期限ですが、いまジェットスター航空では来年3/29〜7/31までの往復チケットが、わずか24000円から買える“冬の特得SALE”を始めています。この機会をぜひ活用したいものですね。

かつてJPSAを転戦していたマシュー・ピッツ氏は、現在はGCキラポイントのすぐ近くにある大型サーフショップ「KIRRA SURF」のマネージャーをしています。現在は豪ドルに対して差ほど円高ではありませんが、もしもGCに行かれて土産などの買い物する際には、マシュー氏より頂いた以下の画像を店頭にてご提示ください。

KIRRA SURF
KIRRA SURF

日本語の上手なマシュー氏が、波情報やポイントの相談を含めて優しく応対してくれるはずです。なお、ミュージシャンとしても有名なマシュー氏は、来年2月にオージーの有名プロサーファーを複数名連れて来日し、横浜で開催中のインタースタイルの期間中に、「テストライダース」と横浜でライブを行う予定だそうです。
有名プロは、まだ確定ではないのでお楽しみということになりますが、かなりのBig Nameになりそうです。

オーストラリアは南半球ということで、日本とは季節が逆なことが幸いします。Endless Summerを求めて、計画的にGood WaveをSurfしつづけたいものです。(了)

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