☆加藤のコラム【再生可能エネルギーへシフトする!!vol.2】

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 今回の東日本大震災に際して、国内の多くの留学生や在日外国人の方が、被災地でのボランティア活動を今でも継続されています。彼らは、みな日本と日本人が大好きだから、また日本人に大変お世話になってきたから当然の行動だと言いますが、残念ながら彼らから日本の政治を尊敬している、素晴らしいという話はあまり聞きません。いまその政治が大変混迷していますが、日本の将来を担(にな)う若い世代には、ぜひ大学の政治学部にも関心をもって頂き、国民のために義を尽くす政治家を、自分たちやその後の子どもたちのためにも、ぜひ目指して欲しいと思います。

<img src="/news2/wp-content/uploads/sites/6/2016/01/605_2.jpg" alt="被災地の福島県相馬神社内にあった二宮尊徳像
尊徳の教えは、至誠、分度、勤労、推譲を主とする”>
被災地の福島県相馬神社内にあった二宮尊徳像
尊徳の教えは、至誠、分度、勤労、推譲を主とする


 話が大分それましたが、デンマークに近いノルウェーでは、主に水力発電を推進して、いち早く「ゼロ・エミッション電源(再生可能エネルギーで電気をすべて賄う)」を実現しました。(約9割が水力。残りの1割はバイオマス発電や廃棄物発電)

 お金で買えないものの中に、信用と幸福があると思います。原発を推進してきた電力会社と国は、国民との信用を落としただけでなく、福島原発近郊の住民の生活と普通の幸せを奪ってしまいました。いまこそ、高い電気料金になっても脱原発を推進する時です。今日(6/1)のニュースで、俳優でサーファーの山本太郎君(波伝説ユーザー)が、脱原発の発言で迷惑をかけたくないと、所属する事務所を辞めたそうです。弊社内では、この彼の勇気ある決断に対して、益々彼をリスペクトし、応援する機運が高まっています。ハワイアンのトレーシーまでもが、インターネットの外電で知った太郎君の行動に、素晴らしい、クールでかっこいい!!!と絶賛しています。頑張れ、そして負けるな、山本太郎!!俺たちは応援するぞ!!

 私のようなエネルギー問題の素人でも言える事は、地熱、風力、太陽光、波浪発電などの再生可能エネルギー発電を、政府は長期的な国家戦略として、大胆に推し進めることを、今こそ国民に図るべきです。デンマークの国民も、電力事業の自由化の中で、あえて割高な風力電気事業者による電気料金を長期で支払ってきました。福島原発の賠償問題では、いずれ電気料金に賠償金が上乗せされるようですが、原発を廃止するための再生可能エネルギーへの転換費用であれば、多くの国民は上乗せ分に対しても温かい理解を示すのではないでしょうか。つづく。

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