風速と釣りとビューフォート風力階級について

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サー・フランシス・ボーフォート

釣りをされる方の多くが、風と海面状況を気にしているでしょう。(だから、「海快晴」を使っていただいているのだと思っています。)

風の強さ吹き方で、竿や仕掛けを変える方もいるでしょう。また、風がある程度まで強くなってしまうと、船が出ることができない、磯では波が高くなる、キャスティングすることができないなど、釣行自体に影響が出てしまいます。

おおよそですが、風速8m/sまでであれば何とか釣りはできるものの、10m/sを越すと厳しいといわれています。

それでは、「8m/s」や「10m/s」の風とはどのようでしょうか? 普段から風速計を持ち歩いている方は、ほぼ皆無だと思います。

では、どのように風速を判断すればいいのか? それには下の「風力階級表」を参照していただければと思います。「ビューフォート風力階級表」ともいわれており、イギリス海軍提督のフランシス・ボーフォートが1805年に提唱したものです。風速が○.○m/sになっているのは、英米などで使われているノット(1knot= 0.514444 m/s)が基準となっているためです。(なお、2020年現在、国際単位系(SI)の国際文書では、ノットは認められておりません)
風力

風力階級表

この表の「風力5」になると釣りは厳しくなります。風力5になると、陸上では「葉のある灌木が揺れ始め」、 海上では「水面に波頭が立つ」ようになります。

さらに興味ある方は、気象庁HP https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kaze.html
やウィキペディア「ビューフォート風力階級」 https://ja.wikipedia.org/wiki/ビューフォート風力階級 などを参照してください。

文責 株式会社サーフレジェンド 気象予報士・防災士 唐澤敏哉

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