岩手・浪板ポイントの波情報をいただいている、K-SURFの杉本浩プロよりレポートが届きました。
震災当日の様子や現在の復興の様子など、レポートが届き次第、順次掲載させていただきます。
10月末、浪板海岸にも砂浜が少し戻ってきました。
浪板海岸は毎年5月ごろ〜10月ごろまでは広い砂浜に覆われ、11月ごろ〜3月ごろまでは北東のうねりで波が上がり、砂は沖に流されインサイドは石がゴロゴロしている状態になります。
11月初めに少しではありますが砂が戻り砂浜が現れたのを見ると、自然が元に戻ろうとしている姿に少し感動を覚えます。

『砂浜が現れた浪板海岸』
11月に東京のダイバーの方々が浪板海岸に潜り、海底に沈んでいるパイプを切り取ってくれる事になりました。
『東京のダイバーの方々』
夏に海底調査をして頂いた時には、1個所パイプが海底に突き刺さっていたため、そこにオレンジのブイを付けていましたが、今現在の海底状況は砂がかなり戻り、海底にあったパイプは砂に埋もれて見えなくなったそうです。
海底を調査してもらいながら、落ちていたガレキを取ってもらいました。
後は、キレイな砂が海底を覆っている状態だそうです。
ダイバーの皆さん、ありがとうございました
大槌商工会の方から、浪板地区の復興計画を住民の方々と話し合いをしながら進めていくとの事で、次回から話し合いに参加させて頂く事になりました。
どのような復興案で進んでいくのか、浪板海岸の早期復興のためにも、ぜひ参加させて頂きたいと思います。
そして、自宅の1階にある倉庫を、シェイプルームに改造しました。

『シェイプルーム』
何もかも手作りで自分たちで作ったシェイプルーム。
もちろん、これも仲間たちに手伝ってもらいながらです。
そして、自宅から少し離れたところへ仮設店舗を出す事になっていましたが、自宅近くの仮設店舗に空きがある事を知り、早速交渉!
入居が決まり、12月10日オープンを目指し、ただ今急ピッチで開店準備をすすめております。
『入居決定!!』
『急ピッチで開店準備中』
場所は、浪板に店を出す前に釜石市内でやっていた、只越店のすぐ近く。
自宅の下の方にある公園なので、近くて便利です。
こちらも全て自分たちでの準備ですので、ここでもまた仲間たちの力を借りながら準備をすすめています。
仲間達の協力を得ながらの仮設店舗。
仲間達の“絆”に感謝。
岩手県・浪板
K-SURF 杉本浩