復興へ向けてのビーチクリーン・岩手県大槌町浪板海岸

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 浪板海岸でご自身も津波災害のため被災された、サーフショップ「K-SURF」杉本浩プロからビーチクリーンリポートが届きました。



 復興へ向けての第一歩。そして、サーファーの海への思いをひとつにしてこれからも支援・応援していきましょう! 



『浪板海岸ビーチクリーン』



日程:6月19日(日)12:00〜



参加人数:約120名



 岩手県・大槌町のサーフポイントである浪板海岸は、津波により松林の3分の2がなぎ倒され、公共のトイレやキャンプの設備・サーフショップ等、すべてが流されてしまいました。

 押し寄せた津波と引き波により、国道ののり面とガードレールも壊れ、国道より奥の浪板の民家もすべて流されました。



 津波直後は浪板海岸も瓦礫(がれき)の山となっていましたが、重機が入り大きい瓦礫(がれき)は撤去されました。

 しかし、松林と駐車場にはまだまだゴミがいっぱいで、今回サーファーによる浪板海岸復興に向けたビーチクリーンが行われました。



 百か日にあわせ、大槌町でも合同慰霊祭が行われたため、遠くは千葉・仙台からも慰霊祭に参加・ビーチクリーンと、駆けつけてくれた仲間もいました。

 正午から献花・黙祷を行った後、全員で清掃開始。


黙祷
黙祷



献花


 上から見ると、一見片付いたように見えた松林でしたが、手で拾い始めるとかなりのゴミの量。

 ガラスの破片や壊れたトタン、家の壁や普段使われていた日用品、衣料品、折れた木の破片など、危険なものや重いもの、砂に埋もれたもの、やはりこれらは手で取らないと無理なゴミ。



ビーチクリーンの様子


 今回、大きいゴミなどのほとんどは片付きましたが、砂に埋もれたガラスや釘などのゴミがまだまだあります。

 次回はその埋もれたゴミや、海の中のゴミなども拾うことを計画中です。



今回集まったゴミ


 浪板海岸は、津波でほとんどの瓦礫(がれき)が海の遥か沖に流されたため、普段サーフィンなどで入る場所にはほとんど瓦礫(がれき)が残っていません。

 波打ち際に布などが引っかかっている程度なので、次回それを取れたら良いと思っています。



参加してくれた皆さん


 サーファーが1年を通して入っていた海なので、サーファーが海をキレイにし、サーファーが戻ってくれば、いつか海水浴客も戻ってくると思ってます。



岩手県・浪板

K-SURF 杉本浩

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