東京湾メバル稚魚放流事業

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先日11月8日(火)、東京湾羽田沖でメバルの稚魚13,000尾が、大田区立開桜小学校100名の児童の手によっいて放流されました。当日は冬の訪れを知らせるかのように冷えた朝となりましたが、風は弱く穏やかな海となり、子供たちの歓声とともに体長約8~10センチ程に育った稚魚が広い海へと放たれました。

放流する前には、東京湾遊漁船業組合の手によって2,500尾の稚魚に標識タグが付けられたり、体長の測定が行われ、子供たちは、その作業を手伝う様子が見られました。初めて生きた魚に触る子は、水槽を泳ぐ稚魚を捕るのに苦労したり、手の力加減が分からず慣れない手つきで稚魚を握る姿も見られました。

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放流を終えて児童代表が「なかなか体験できないことができ、楽しかった」と挨拶をすると、東京湾遊漁船業協同組合の飯島正宏理事長は「海で暮らす生き物が、ちゃんと育つように、海が汚れないように気をつけてあげて下さい」と話しました。

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この放流事業は昭和60年から続いており、最近では年2回9月と11月に地元の小学生とともに行わています。子供たちには、自分たちの身近にある海や海で暮らす生き物に興味を持ち、生き物や海を大切にする心を育むことにも貢献しています。

東京湾遊漁船組合 http://www.tokyowan-yugyosen.or.jp/

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