これまでの蒸し暑さとは一転して涼しくも感じる朝を迎えた9月11日(火)、東京湾羽田沖でカサゴの稚魚25000尾を、大森第一中学校1年生約90名の手によって放流されました。
生徒たちは地域環境学習の一環として参加しており、放流する前には約8センチ前後に育った稚魚を手にとって観察したり、追跡調査のためのタグ付けを手伝ったりしながら、カサゴがどういった所に住んでいるのか、どういった物を食べて成長するのかなどを聞いて、学習ノートに記録する姿が見られました。

今回タグつけした稚魚は2,500尾で、東京湾遊漁船業協同組合では、生育状況などの追跡調査を行っており、稚魚は順調に育てば5年ほどで体長約20~30センチへと成長するとのことです。
この放流事業は昭和60年から続いており、年2回9月と11月に行わています。(取材・記事/服部)