第3回サーフィンサイエンス&テクノロジーシンポジウム(2010年11月6日)では、チリ地震津波を受けて、日本近海で発生した大津波が多くの海水浴客やサーファーで賑わう海岸に来襲したらどうすれば良いのか、という題での検討が行われました。その後、数ヶ月して東日本大震災が発生し、我が国では不幸にも大規模な津波を被りました。
本日、2012年2月12日(日)に、前回に引き続き津波の危険性と今後の対策について考えるシンポジウム(第4回サーフィンサイエンス&テクノロジーシンポジウム)を開催し、あらためて、海岸利用者の津波に対する安全をどのように確保するか、そして、再び元気で楽しい海を取り戻すためにいかに今後、行動すべきかを議論したいと思います。
以下の発表を予定。
◆東日本大震災による海岸利用形態の変化
◆現在の湘南やその他の海域での津波対策の確認
◆津波が来たときに、海水浴客やサーファーはどのような行動をとるべきか?
◆これからの津波避難対策はどうあるべきか?など
また、会場に来られた参加者全員で議論する“ディスカッション”の時間を多く取り、“これからの波打ち際の津波避難対策”の提案と課題抽出をしたいと考えています。
日 時:2012年2月12日(日) 午後1:00〜午後4:35
場 所:かながわ女性センター 第1研修室
主 催:日本サーフ学会,サーフライダーファウンデーションジャパン,港湾空港技術研究所
連絡先:Surfing Science&Technology Symposium事務局
e-mail:naotot@surfrider.jp
ホームページ:http://ceo.pari.go.jp/sst-hp/
※上記URLをクリックすると、波伝説外のサイトへ遷移します。
◇プログラム
1、1:00〜1:05 イントロダクション 日本サーフ学会 梅本利樹
2、1:05〜1:25 3.11の津波と東北の海岸利用の変化 仙台サーフユニオン 澤地聡一
3、1:25〜1:45 津波災害の復興とスポーツ哲学 東海大学体育学部 大津克哉
4、1:45〜2:00 津波後のOWOLの活動報告 Surfrider Foundation Japan 眞田大輔
5、2:00〜2:10 津波と海岸利用者の安全性 港湾空港技術研究所 鈴木高二朗
2:10〜2:20 休憩
6、2:20〜2:40 ライフセーバーの立場から 土木研究センター・なぎさ総研 石川仁憲
7、2:40〜3:00 2011年夏の海水浴場の入込客 東海大学海洋学部 佐藤延男
8、3:00〜3:20 これからの津波避難 サーフレジェンド 加藤道夫
3:20〜3:30 休憩
9、3:30〜4:30 参加者全員でディスカッション
10、4:30〜4:35 閉会 日本サーフ学会 許 正憲