宮城・荒浜 残間氏より「現地からのレポート4」

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 宮城・荒浜ポイントの波情報をいただいている、リアルサーフの残間さんよりレポートが届きました。



 震災当日の様子や現在の復興の様子など、レポートが届き次第、順次掲載させていただきます。





 3月末より始めたボランティアも、収入がない私にとってはいつまでも長く続けることが困難になり、5月末をもって終了することになりましたが、大変貴重な良い経験をたくさんでき、今ではボランティアに行った先々から自宅にお礼状などが届き、今度は私が頑張らなくてはと勇気づけられてます。

ボランティア
ボランティア


 震災等で自宅を失った人たちには政府や赤十字などから義援金や復興支援金が支給されるのですが、住人登録されてない店舗や工場などは震災で倒壊や津波で流失しても一切義援金などはなく、行政に相談しても低利の融資は有るんですが……。

 また、失業しても個人の自営業のため、失業保険(保険料を払っていないので当然ですが)もなく、高校生と大学生の子供がいる我が家庭を守り維持していくには少しでも収入がないと生活が出来ないのが現実のため、6月より町の臨時職員として半年間だけですが働く事になりました。海岸から直線距離で150m位の所にあったショップの再開のメドも立っていないので、この半年間の間にじっくり考え今後の方向性を見いだせればと思っています。

 そんな中、7月の末に千葉にサーフトリップ兼大会に、震災後初のサーフィンでしたが、台風6号の影響で、セット頭半位の砂を巻き上げたチョーダンパーにストロングカレントのコンディション!! 2時間程のサーフィンでパドルしっぱなしの中4本テイクオフ!! 体はサーフィンを覚えていてくれました。満足できるサーフィンではありませんでしたが、久し振りのサーフィンに涙が出る思いでした。3日間の滞在でしたが、最終日にはサイズも落ち着き、ファンウェーブで締めくくりましたが、今度サーフィンができるのはいつになるか……?

7月末の千葉での大会
セット頭半

 現在の荒浜の状況ですが、プールPから河口Pにかけては海岸線に沿ってテトラが横に並べられており、砂浜がほとんどなく、海水浴場側に砂浜が有るだけになっております。仮堤防の工事も進んできており、黒い大きな土のう袋が以前の堤防より高く積み上げられてきてますが、その他の海岸付近は手付かずの状態が続き、相変わらず立ち入り禁止です。

荒浜の状況

宮城県・荒浜

リアルサーフ 残間

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