北海道～沖縄の広い範囲で台風23号からのうねり(土用波)が届いています。
8日(金)午前6時現在、強い台風23号は、日本のはるか南東海上の南鳥島の北西約230kmにあり、中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は35m/s、最大瞬間風速は50m/sと衰弱し、北東に20km/hで進んでいます。
今後は、さらに衰弱しながら北東進を続け、10日(日)未明には日本のはるか東海上で温帯低気圧に変わっている予想となっています。
また、台風24号は、南シナ海にあり、中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は30m/s、最大瞬間風速45m/sとやや発達し、南南西にゆっくりと進んでいます。
この後は、ベトナム付近に向けて西進し、11日(月)未明には熱帯低気圧に変わっている予想です。
二つの台風はともに日本付近に接近することはなく、大雨や強風などの心配はないままです。
ただし、台風23号による周期の長いうねり(土用波)が北海道～沖縄の太平洋側に入り続けており、あさって10日(金)ころまで続きそうです。
うねりの周期予想図8日(金)午後9時
うねりの周期予想図9日(土)午前9時
うねりの周期予想図10日(日)午前9時
湾内では比較的に穏やかなままですが、外海ではやや波の高い状態が続く所もありそうです。ご留意ください。
詳細は、最新の気象庁の台風情報（http://www.jma.go.jp/jp/typh/）や、「海快晴」の風・波予報を確認してください。
文責 株式会社サーフレジェンド 気象予報士・防災士 唐澤敏哉
