台風21号最新情報(10月22日)

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台風20号は温帯低気圧に変わりましたが、きょう22日(火・即位礼正殿の儀)のうちは東北・関東・甲信越は雨となるでしょう。また、非常に強い台風21号は26日(土)にかけて温帯低気圧に変わりつつ本州付近に接近する可能性があります。


台風20号はきのう21日(月)午後6時に四国の南海上で秋雨前線と一体化して温帯低気圧に変わりました。ただし、温帯低気圧はきょう22日(火・即位礼正殿の儀)の夜にかけて福島沖に東北東進する予想になっています。東海では夕方まで、東北・関東・甲信越では夜にかけて雨となる所が多いでしょう。先日の台風19号により地盤が緩んでいる所や修復されていない河川の決壊した所があります。東京都三宅村では土砂災害警戒情報が出ています。その他の所でも大雨・洪水注意報が出ています。ご留意ください。
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降水短時間予報22日午前7時40分までの1時間降水量予想
風22日正午
風予想図22日正午
また、東北の太平洋側~四国にかけての広い範囲で風・波の強い状態が続くでしょう。
波高22日正午
波高予想図22日正午


一方、マリアナ諸島付近の台風21号は非常に強い勢力にまで発達しています。22日(火・即位礼正殿の儀)午前3時現在、中心気圧は955hPa、中心付近の最大風速は45m/s、最大瞬間風速は60m/sで、北西に20㎞/hで進んでいます。24日(木)までは非常に強い勢力を保ったまま北北西進を続け、25日(金)には強い勢力にまで衰えつつも北に進路を変えて小笠原近海を通過し、26日(土)未明には日本の東海上で温帯低気圧に変わっている予想です。


24日(木)には太平洋側の広い範囲で周期の長いうねり(土用波)が強まっているでしょう。
うねり24日午前9時
うねりの周期予想図24日午前9時
さらに25日(金)・26日(土)にかけて太平洋側の広い範囲で風・波が強まりそうです。
風26日午前3時
風予想図26日午前3時
波高26日午前3時
波高予想図26日午前3時
また、北・東日本の広い範囲で雨となりそうです。
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週間天気予報


最新の気象庁の台風情報(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)や、「海快晴」の風・波予報を確認し、早め早めの行動をとるようにお心がけください。また、ご自分の自宅・お勤め先などがどのような自然災害に合う可能性があるのかを下記サイトで確認し、ブックマークしておくことをおすすめします。
https://disaportal.gsi.go.jp/

気象庁のサイト内には土砂災害・浸水害・洪水の危険度分布があるので、こちらもブックマークなどし、大雨が懸念される時には確認することもおすすめします。
https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/flood.html


文責 株式会社サーフレジェンド 気象予報士・防災士 唐澤敏哉

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