チマジャのAさん邸に、雪と波が縁で集まった面々
ニセコバックカントリーの著名なガイド
今回、Aさんが北海道のニセコなどのパウダースノーを堪能できるバックカントリーで長年スノーボードを楽しまれてきた縁で、ニセコのバックカントリーのベテランガイドであり、ジェリー・ロペス氏、メイヘム氏、クリステンソン氏ら、世界的に著名なシェイパーらのニセコでのガイドのご指名が入るO君や、冬はニセコに家を長期間借りてパウダースノーを楽しまれる某ウェットメーカーのT会長とも、サーフィンではなくて雪のご縁でAさんの別荘でお会いすることができました。
チマジャの波がデカい時にO君のボトムターンを間近で見ましたが、低重心で身体がブレることなく、重力と波のパワーを上手くスピードに変えるかのように、リラックスしつつ美しいフォームでグライドするクールな姿が今でも脳裏にはっきりと焼き付いています。
国内外のサーフィン界の重鎮が毎冬わざわざ訪れたり、長期滞在するほどの魅力的なパウダースノーがある“日本”。北海道のみならず、白馬や八甲田をはじめ、本州にも素晴らしいパウダーとゲレンデ(斜面)があるようです。サーフィン(Good Wave)、スノボー(Powder Snow)、どちらが先にせよ、シーズンを生かしていずれもアモーレ(愛)する男たちが世の中には少なからずいるようです。
遅まきながらのスノボー
私事で恐縮ですが、今から38年前に少しスキーにはまったことがありました。当時大流行していたスキーを、ニセコのアンヌプリとヒラフスキー場で満喫し、帰りに羽田空港に降りても自宅には帰らず、そのまま東京駅の近くから格安の夜行バスに乗り換えて長野県白馬のスキー場に向かったことがありました。
今年初め、私の長女夫婦の長野県への日帰りスキーに、長女夫婦の子どもたち(孫)の子守りとして同行しました。現地での子守りに余裕が生まれたので、急きょレンタルスキーを借りて30年ぶりくらいに滑ることにしました。はじめはヨレヨレだったものの、自転車と同様に身体は覚えていてくれたようで、結局2時間くらい滑って一度も転ぶことなく、まあまあのスピードですべてのゲレンデを何度も滑ることができました。正直、久しぶりに雪面を滑る楽しさを再認識することができました。来年12月に私は還暦を迎えますが、いまスノーボード熱がヒートアップしてきました。過去にスノーボードは1日滑ったぐらいなので、まずはスクールに入って基礎から学びたいと思っています。
O君がチマジャで言っていましたが、『ウィンターシーズン前のサーフィンよりも、冬~春にリフトのない雪山をスノーシュー履いてスノーボードを担いで何時間もかけて登ったり、スノーボードで長~いターンを続けた効果で、下半身のみならず全身が鍛えあげられるため、春~初夏にかけてのこの時期のサーフィンは調子いいんですよ!!!』と。
5feetのチマジャのセットの波で、O君がグライドしたボトムターンを思い出して納得しました。つづく。