【海快晴の実釣レポート その8 】~東京湾LTアジ釣り~

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こんにちは。
海快晴の気象予報士の竹内です。

海快晴を活用した実釣レポート(その8)をお届けします。
今回は東京湾でのLTアジ釣りです。

まず最初に海快晴の特徴をおさらいします。

釣行の2週間前から当日まで使える

海快晴概要
2週間予報、2種類の異なるモデルでの72時間先までのピンポイント予報、10時間先までのリアルタイム風予報と、3段階の予報を搭載しています。
釣行の計画を立てるタイミングから、釣行2~3日前のポイント選択のタイミング、そして釣行当日の朝や釣行中にも使うことができます。


釣行当日の気象状況

さて、釣行した日は2023年5月24日(水)。当日の天気図がこちら。(引用元:気象庁)
天気図

梅雨前線上の低気圧が本州の南海上を通過し三陸沖へと抜けつつ、大陸から高気圧が張り出してきています。
この気圧配置における東京湾付近の風の場は、大陸から張り出してきた高気圧から三陸沖の低気圧に向けて吹き込む北寄りの風となります。
等圧線の間隔も狭くなっていることから、そこそこ風が吹くことは天気図からも想像ができます。

この時期は、梅雨前線や梅雨前線上の低気圧の動きによって、天気や風が非常に変わりやすくなります。
梅雨前線に関する気象予報士コラムは以下を参照ください。
『梅雨到来!梅雨シーズンの天気の特徴と注意点は?』海快晴気象予報士のコラム vol. 3

この日の海快晴独自予報である風マップがこちら。

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赤色の矢印が風の強い所であり、東京湾付近の風が強くなっていることがわかります。
少し余談ですが、地上付近の風は地表面との摩擦によって弱まります。地面の凹凸や建物(家やビル)、木などがあると摩擦が大きくなり、風が弱まります。
海上にはこうした摩擦を大きくするものがないため、陸上よりも強い風が吹くようになります。
海上は陸上の1.5~2倍くらい強い風が吹くこともありますので、注意が必要です。

朝の時点の2種類の予報がこちら。2種類とは海快晴独自予報と気象庁予報です。
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2種類の予報が一致していれば当たる可能性が高く、異なっていれば予報の不確定要素が多い(予報が外れやすい)ことを意味しています。
2種類の予報を並べることにより、予報の当たりやすさがわかるようになっています。
この日は海快晴独自予報、気象庁予報ともに、7~10時ころをピークに北風が吹き続ける予報となっているので、ほぼ間違いなくそうなるだろうと予測できます。

また、朝の時点のリアルタイム風予報がこちら。
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やはり、9時ころをピークに北風が吹く予報となっています。
リアルタイム風予報は1時間に1回更新され、水平計算格子間隔も2kmと非常に高精細な予報となっていますので、出船前には是非見ていただきたい予報となっています。


実釣レポート

いよいよLTアジ釣りの開始ですが、最初にLTアジ釣りの説明をします。
LTとは何かと言いますと、ライトタックル(Light Tackle)の頭文字を取ったもので、軽い道具を使ったアジ釣りというジャンルになります。

昔は東京湾のアジ釣りというと80~150号程度のオモリを使うのが一般的で、ライン、ロッド、リールも太くて重いものが主流でした。
近年の道具の進化により、40号前後でのオモリで釣りが成立するようになり、軽量化されたタックルでも狙えるようになったのがLTアジ釣りです。
手軽にアジ釣りを楽しめるようになったということですね。

さて、今回は神奈川県川崎市にある船宿『川崎つり幸』にお世話になりました。

釣り座を確保し、いざポイントへ向かいます。
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京浜工業地域を走ります。
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この日は北風が強かったので、埋立地の風裏を狙います。
沖に出ると白波が立つほど風が強かったのですが、風裏では海面は穏やかでした。

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ポイントに到着し、コマセをビシに詰め、イソメを付けて、いざ釣り開始!
すると、程なくしてアジからの反応がありました。
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弊社の総務担当(なんと人生初めての釣り!)もこのようにバッチリとアジを確保。
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次第に当たりが遠のいてきたため、ポイントを変えて鶴見つばさ橋付近を狙うことに。
ただし、このポイントは風をさえぎる物がないので、容赦なく北風が吹きつけます。
ポツポツとアジは釣れるものの、流れもあってお祭りも多発。。。

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ここはなかなか難しいコンディションでした。
アジやイシモチを数匹追加したものの、ストップフィッシング。
結局、一人10匹前後の釣果となりました。

北風が強く、狙えるポイントも限られ、LTアジ釣りにしてはかなり厳しいコンディションとはなりましたが、それでも充分に楽しめた釣行となりました。


予報の検証

さて、ここで海快晴の予報(左)と風の実測値(右)を比較したいと思います。
実測値は、海上保安庁が設置している本牧の観測点としました。

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海快晴独自予報・気象庁予報ともに、7~10時ころをピークに8~10m/sぐらいの北風が吹き、その後徐々に弱まる予報となっていました。
実際には、多少の凸凹はあれど、ほぼ予報に近い風の吹き方をしたことがわかります。

このように、2種類の予報やリアルタイム風予報を駆使することにより、より精度の高い予測をすることができるようになります。

釣りの場所や対象魚・船宿の選択だけでなく、釣り座の場所選びまで活用することができます。
海快晴では、海岸だけでなく海上のポイントも沢山登録されています。
遊漁船やマイボートオーナーの方は、是非海快晴を使ってみてください。

海快晴は1ヶ月の無料お試しを行っているので、会員でない方も是非インストールして使っていただければと思います。
https://www.umikaisei.jp/static/umi_ADLP/

引き続き海快晴をよろしくお願いいたします。

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