【第3弾】被災地からの絆レポート5 by上條 将美

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 こんにちは、2月中旬から株式会社サーフレジェンドに入社しました上條 将美です。よろしくお願いします! 

 被災地でのボランティア活動のためハイエースのサーフレジェンド号で先発した波伝説のスタッフ3人(S.K、Chan-U、Curi)の後を追いかける形で、私も微力ながら現地で何かできる事はないか、ということで岩手県釜石市に行くことになりました。

 4月20日水曜日、現地に向かう夜行バスに乗るため池袋に。子どものころは祖父母の家が練馬にあったこともあり、よく池袋駅で食事やショッピングなどをしたのですが、約15年ぶりに来た池袋駅は、いや〜スゴいですな、まさにコンクリートジャングル! コンビニを探すのすら一苦労でした。でも、バスが走り出してしばらく外を見ていて感じたのは、思ったより歩いている人が少ないし、お店も看板等の電気を切って節電に努めていて街が何となく活気が無く暗い気がしました。ここにも地震の影響が出ているんだな〜。いや、逆に以前が過剰に明るくし過ぎていたのかもしれない。

 そんなことを考えているうちにバスは高速を爆走していて、時折バスがガタンと跳ねている。地震により道の接続部分がズレたり凹凸ができてしまっているためだ。これじゃあ寝れないよ、と思いつつも目が覚めたときはもう岩手県に入っていました。終点の釜石駅に着くまでは地震の被害はほとんど見られませんでした。しかし、車でピックアップしてもらい、海寄りに来ると大津波の破壊力、その被害の大きさに言葉を失いました。

大槌町の津波の被害を受けた内陸部の写真
大槌町の津波の被害を受けた内陸部の写真

[写真]
海にあった大きなコンクリートの防波堤のような物も粉々になっていました

 現地に来た人皆が言うのですが、テレビで見るのと実際に現地で見るのとのあまりの違いに驚きます。そのショックを整理できないまま最初の活動に。内容は家を失った方が入られた仮の住宅へのテレビ、洗濯機、冷蔵庫等の電化製品の運びこみ。活動は撤去等の片付けだけではなく、新たな生活への準備の手伝いも増えているようで、現地は場所も限られ、本当に少しづつではあるけど復興に向けて進み始めているんだと実感しました。




 この日はボランティア活動でここ釜石に来ていた料理の鉄人、陳健一の料理にラッキーにもありつくことができました。その後、少し余震を感じながらも眠りにつきました。

 活動2日目、今日の内容は少し離れた大槌町で撤去の手伝い。この辺りは被害がかなり大きところで、ひどい所では建物がほとんど失くなっていて、もともと何があったのかまったくわからないという状況です。二軒手伝い、一軒目は庭に溜まったドロのかき出しで、もう一軒はガレキとなってしまった家の物の撤去。もちろん家の持ち主の方も作業をしているのですが、それぞれのものに色々な思い入れがあるようでそれらの物を見つめてはぼう然としている姿をみるとかける言葉がみつからず自分の非力さを感じずにはいられませんでした。

大槌町での撤去作業
大槌町での撤去作業


 また、2日間を通じて作業を終えたときには各お宅で笑顔でありがとうと言っていただいて私たちも笑顔であいさつをするのですが、その同じ笑顔でも私たちと被災者の方との大きな差があることも感じずにはいられませんでした。

 私にはあす、あさってと活動する時間があるのですが、微力ながらもできるだけのことはさせていただこうと強く思いました。

上條 将美

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