天皇陛下即位後の皇室行事「大嘗祭」に向けた記念講演について

大嘗祭の写真

来秋の天皇陛下即位後の大嘗祭に向けた記念講演と徳島県サーフィン連盟会長の研究発表が、7月21日(土)に東京プリンスホテルで開催されます。

「平成」の御代は、平成31年4月30日に今上天皇が退位されて終わり、翌5月1日には皇太子さまが新天皇に即位されて、新しい時代が始まります。

 即位後初めての「新嘗祭(にいなめさい)」※1を「践祚大嘗祭(せんそだいじょうさい)」といいます。

 この一世一度の践祚大嘗祭でのみ神御衣(かむみそ)としてお祀りする大麻の織物「麁服(あらたえ)」 は、古来より必ず阿波国(現徳島県)忌部氏の調製したものが用いられております。この麁服の調製供納を統括する奉仕者を「御殿人(みあらかんど)」といい、既に鎌倉時代には忌部直系の三木家が御殿人の家筋として固定化しておりました。

 皇室の伝統祭祀である践祚大嘗祭が、平成31年11月14~15日に行われる旨発表されましたので、御殿人 三木信夫氏をお招きし、「大嘗祭と阿波からの麁服調進」をテーマに、記念講演会を東京で開催することとなりました。麁服調進の伝統文化の灯を消すことなく、多くの方々にご理解・ご協力をいただき、次の世代に継承していきたいと願っております。

 第二部は、徳島県阿南市(古代名は長国)より発掘される「朱(しゅ)・丹(に)」について、地元の古代史研究家である宮本雅司氏(医学博士・徳島県サーフィン連盟会長)が、「阿波の水銀朱と採掘者の正体」をテーマに研究成果を発表します。

 間際のご連絡となり大変恐縮ですが、皆様方多数のご来場をお待ちしております。

※1新嘗祭
その年全部の収穫が終ってから、天皇陛下が毎年11月23~24日に神々をおもてなしして、皇祖と飲食を共にする宮中祭祀です。
申し込み方法など詳しくは、次のサイトをご覧ください。(文責 加藤道夫)

http://awabunka.jp/

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