東京湾メバル稚魚放流事業

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穏やかな晴天に恵まれた11月7日(火)、東京湾羽田沖でメバルの稚魚13,000尾が、大田区立開桜小学校100名程の児童の手によって放流されました。
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児童たちは、放流を前に9~10センチほどに育ったクロメバルの稚魚を観察したり、追跡調査のためのタグ付けを手伝ったりしました。日頃から生きた魚を触ることが少ないという子は、稚魚を手にしたあと「ヌルヌルした。少し怖かった。」と話していました。また、タグ付けする様子には「かわいそう。痛そう。」と子供の素直な意見も聞かれました。
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タグつけした稚魚は2,500尾で、東京湾遊漁船業協同組合では、生育状況などの追跡調査を行っており、5年ほどかけて体長は約20~30センチへと成長するとのことです。

放流を終えたあと、東京湾遊漁船業協同組合の飯島正宏理事長は「きょう放流した魚が大きく育つように、普段から、汚れた水を流さないなど気をつけてあげて下さい」と話しました。
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この放流事業は昭和60年から続いており、近年は、近隣の小中学生が地域や環境に関する学習の一環として放流事業に参加しているとのことで、年2回9月と11月に行わています。(取材・記事/服部)

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