こんにちは。海快晴の気象予報士の竹内です。
海快晴を活用した実釣レポート(その7)をお届けします。
まず最初に海快晴の特徴をおさらいします。
釣行の2週間前から当日まで使える
2週間予報、2種類の異なるモデルでの72時間先までのピンポイント予報、10時間先までのリアルタイム風予報と、3段階の予報を搭載しています。
釣行の計画を立てるタイミングから、釣行2,3日前のポイント選択のタイミング、そして釣行当日の朝や釣行中にも使うことができます。
リアルタイム風予報を搭載
気象庁の局地予報モデル(LFM)を搭載し、予報が1時間に1回アップデートされ、予報の精度も向上しています。
予報時間は10時間先までと期間こそ短いですが、行動時間はほぼカバーできるため、刻一刻と変わる現状とその予測をいち早く確認することができ、出発前の判断だけでなく、釣りの行動中にも活用できます。
釣行当日の気象状況
さて、釣行した日は2023年4月25日(火)。当日の天気図がこちら。(引用元:気象庁)
高気圧が日本の東海上を東進し、東シナ海の低気圧が接近している状況です。
このときの海快晴独自予報である風予報マップ(左)と波予報マップ(右)がこちら。
風は、相模湾を中心に高気圧から吹き出す北東風がやや強くなっています。
波は、東うねりが房総半島から多少回り込んでいるものの、さほど大きくはない見込み。
当日朝起きた時点のリアルタイム風予報がこちら。
10時ごろまでは北東風がやや強く吹く見込みですが、最大で7m/sということと、ポイントが風裏であることも考慮し、出船場所に向かう判断をしました。
リアルタイム風予報は1時間に1回更新され、水平計算格子間隔も2kmと非常に高精細な予報となっていますので、2馬力ボートやSUP・カヤックフィッシングなどの出船前には是非見ていただきたい予報となっています。
また、朝の時点の2種類の予報がこちら。2種類とは海快晴独自予報と気象庁予報です。
2種類の予報が一致していれば当たる可能性が高く、異なっていれば予報の不確定要素が多い(予報が外れやすい)ことを意味しています。
2種類の予報を並べることにより、予報の当たりやすさがわかるようになっています。
釣行当日の予報は、一致している点として午前中は北東風が5~7m/s程度吹く予報となっていること、一方異なる点としては気象庁が午後にかけて風が弱まる予報をしています。
このことから、午前中はほぼ間違いなく北東風がそこそこの強さで吹き、午後は風が弱まってくる可能性がある、という具合に予測できます。
ボートでの釣行は13時までとなっていますので、どうなるのかを検証したいと思います。
実釣レポート
出船場所は風裏だったので無事にボートを出すことができました。
ただ、少し沖に行くと風をかわしきれていないため、まずは岸近くで釣りをすることにしました。
風がそこそこあるので、水深25m前後をタイラバのドテラ流しで探っていると、ホウボウがヒット。
魚探では結構ベイトが映っているので、ホウボウが釣れたあたりを何度か流していると、今度は嬉しい真鯛がヒット。
そうこうしているうちに徐々に風が弱くなってきたため、少し沖に出て、甘鯛を狙うことにしました。
水深100m前後をオキアミで狙っていると、甘鯛ではなくヒメコダイやトラギスがたくさん釣れましたが、中々本命はヒットせず…。
諦めずに粘っていると、ようやく来ました!
13時前になり、ストップフィッシングの時間。
真鯛、甘鯛、ホウボウ、カサゴなどなど、十分な釣果となりました。
予報の検証
海快晴予報と風の実測値を比較したいと思います。
釣り場近くに観測点がないため、東京大学および神奈川県が設置している平塚沖ブイにおける風と比較します。
ブイの風を見ると、6~8時ごろをピークに風が吹いたのち、徐々に弱まり、11時以降は風が凪いでいることがわかります。
朝の時点のリアルタイム風予報を以下に再掲しますが、場所の違いなどにより多少の風速のズレはあるものの、おおよそ当たっていることがわかります。
また、午後は凪ぐ結果となったため、2種類の予報では気象庁予報が当たったと言えます。
リアルタイム風予報、2種類の予報を駆使することにより、精度の高い予測をすることができるようになります。
以上、海快晴を使った釣果レポートでした。
海快晴は1ヶ月の無料お試しを行っているので、会員でない方も是非インストールして使っていただければと思います。
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引き続き海快晴をよろしくお願いいたします。