宮城・仙台 熊谷氏より「現地からのレポート7」

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 宮城・仙台新港ポイントの波情報をいただいている、JAPSS SURFの熊谷素子プロよりレポートが届きました。



 震災当日の様子や現在の復興の様子など、レポートが届き次第、順次掲載させていただきます。





写真:1月28日新港
写真:1月28日新港



 1月19日(木)今年初の仙台サーフショップユニオンのミーティングが行われ、新港ポイントの駐車場でもある向洋緑地公園の早期再開に向けて、「ユニオン側の意見をまとめた要望書を提出する事」「二回目の水質調査を行う事」などが決定しました。


写真:ユニオンミーティング
写真:ユニオンミーティング



 1月28日(土)新港ポイント2回目の水質調査開始。



写真:水質調査二回目


 半年前と同じ場所の水深1.2メートルのあたりで摂取。

 今回も少しドキドキです。



 そして2月10日(金)ユニオン代表の方が港湾事務所様に要望書を提出しました。

 向洋緑地公園は一年を通して一般県民・野鳥の会・サーファーや観光客の皆様が多数利用している宮城を代表する海浜緑地公園である事。震災から1年目となる3月11日には慰霊祭と安全祈願祭を執り行いたい事。などを含めた向洋緑地公園早期修復再開お願いの要望書を提出。

 その時に、港湾事務所様から公園再開に伴う工事の進行状況の説明を受けました。



【1】2月20日ごろより水中調査が開始されます。本来であれば機械を使ってのスキャニング調査をするのですが、震災で全国の海で必要とされているため、その機械が空くのを待つとますます工事が遅れることから港湾事務局様のお力でダイバーさんを頼んでの海底調査となります。範囲は新港テトラから杭前までの間で行われる予定です。



【2】駐車場復旧工事について現在、図面を製作中とのことです。図面ができて工事が入札にかけられ落札されて工事が動き出すまでは、まだ少し時間を要することになるそうです。



【3】公園駐車場の工期が長引く事が予想されるので公園の利用方法でもっと良作が無いか仙台サーフショップユニオンと港湾事務所様とで話し合いをしていく事が決定いたしました。



【4】今回の震災にあたり港湾事務所様から仙台サーフショップユニオンが行った清掃活動や協力体制、サーファーとしての良識ある行動に対して表彰していただく事が決定いたしました。



 2月14日(月)新港ポイント2回目の水質調査の結果が出ました。



・仙台新港 (環境省)水浴場水質判定基準(A) ふん便性大腸菌群数 2(100ml)



 3以上で不適になる可能性があるのでギリギリセーフですが、水質を依頼した会社の方がこの寒い時期に大腸菌群数2は少し心配な数字とおっしゃってたそうです。



 2月15日(火)宮城県知事から感謝状が届きました。



写真3:感謝状


 港湾工事復旧・復興のために多大なる貢献とサーファーとしての良識ある行動に対しての感謝状です。

 これも一重に宮城津波支援金へご協力いただいた皆様、復旧・復興作業へご協力いただいた皆様のお陰と思っており大変感謝しております。



 本当にありがとうございました。



宮城県・仙台

JAPSS SURF 熊谷素子

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