【第3弾】被災地からの絆レポート7 by VAGY

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 今日は大槌町に行ってきました。


 作業したお宅はおじいちゃんとおばあちゃんの2人住まい。


 一階の部屋の家具を全て外に出して、床の泥などを全てキレイにするという作業でした。


 僕みたいに学のない人間は身体をひたすら動かすのが1番しっくりくるので黙々と重い物を持っては外に出し、不要な物と判断されたら捨てに行く。これの繰り返し。


 作業が進むにつれて僕が思っていたよりもキレイになりました。床とか結構ピカピカでしたよ!


 作業が終わっておじいちゃんと話していると、被災した当日の話に。


 津波がきたことはドラマみたいだ。とおじいちゃんも言っていましたし、笑える内容ではありませんでしたが、助かったことの喜びなどを話すうちにおじいちゃんも笑顔に。


 僕もつられて笑う。


 片付いた家を見て一歩は前に進んでいる事をおじいちゃんも実感しているようで、僕もそれを感じました。


 はっきり言って大槌町を見た時には言葉が出ずに、発する言葉そのものが嘘くさくて何も言えなかった。


 今日も大槌町の様子を見て言葉はありませんでしたが、へこんでいても何も変わらないし、そんな事をしているよりもまず身体を動かす!と考え、それしかないと思いました。


 瓦礫がどれだけあろうがそれを片付けるしかない。それだけ。単純だけど先が見えないのは大変なこと。でも先が見えなくても近くには助かった方々の笑顔がある。それでいいじゃないか。


 これからすごく大変なことがまだまだ続きますが、こんな時だからこそ笑顔を絶やさずにいきたいと思います。


 お昼を食べながら見た桜はとてもキレイで、桜の上の青空は全ての人とつながっているように感じました。


 この青空の下、皆の笑顔をつなげられればと思いました。


 そんな風に思えた桜と青空の写真を載せておきます。

桜と青空の写真
桜と青空の写真


by VAGY

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