冬型の気圧配置と台風26号・熱帯低気圧について(11月20日)

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北日本を中心に冬型の気圧配置が続いています。また、台風26号に続き台風27号も発生する見込みです。

発達した低気圧がオホーツク海にあり、上空5500m付近で-36℃を下回る真冬並の寒気が北海道付近にまで南下しており、北日本を中心に西高東低の冬型の気圧配置となっています。北海道千歳市では-9.2℃まで気温が下がり、北海道襟裳岬では34.5m/sの瞬間最大風速を観測しています。気象衛星の写真でも、寒気に伴う筋状の雲がはっきりと見えます。
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西から高気圧が進んできて徐々に緩みますが、あすの21日(木)にかけて北日本を中心に冬型の気圧配置が続く見込みです。
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引き続き、北海道から沖縄にかけての広い範囲で北東~北~北西寄りの風・波の強い状態が続くでしょう。
風20日午後9時
風予想図20日(水)午後9時
風21日午前9時
風予想図21日(木)午前9時
風22日午前9時
風予想図22日(金)午前9時
波高20日午後9時
波高予想図20日(水)午後9時
波高21日午前9時
波高予想図21日(木)午前9時
波高22日午前9時
波高予想図22日(金)午前9時

北日本では大雪・吹雪が続く所もありそうです。海上での船舶の航海、陸上での移動などを含めてご注意ください。

なお、南海上には台風26号があり、台風27号もきょうのうちに発生する予想になっています。ただし、寒気に抑えられて北上することはない予想です。日本付近に直接影響を与えることはないままでしょう。
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文責 株式会社サーフレジェンド 気象予報士・防災士 唐澤敏哉

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