発達する低気圧と台風25号・26号について(11月13日)

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きのう12日(火)に発生した台風25号に続き、台風26号も発生しました。また、あすの14日(木)からあさっての15日(金)にかけて、低気圧が発達しながらサハリン付近に進み、上空では強い寒気が南下して強い西高東低の冬型の気圧配置となる予想です。

13日(水)午後3時現在、台風25号は南鳥島近海にあり、中心気圧は1000hPa、中心付近の最大風速は20m/s、最大瞬間風速は30m/sと若干発達し、西北に30km/hで進んでいます。今後は、16日(土)までは発達しながら日本に向けて西北西~北西進しますが、17日(日)以降は進路を東寄りに変えて遠ざかっていく予想です。

また、フィリピン東海上で発生した台風26号は、中心気圧は1000hPa、中心付近の最大風速は20m/s、最大瞬間風速は30m/sと若干発達し、西北に30km/hで進んでいます。今後は、北西寄りに進み17日(日)から18日(月)にかけてバシー海峡(フィリピンと台湾の間)を進む予想になっています。
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一方、日本周辺では、中国東北部の前線を伴った低気圧が発達しながら北東進します。14日(木)には上空の寒気が南下して強い冬型の気圧配置となり、15日(金)・16日(土)にかけて続く見込みです。
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この発達する低気圧などにより、きょう13日(水)の夜から南~南西寄りの風・波が強まります。

14日(木)・15日(金)・16日(土)は北海道から沖縄の広い範囲で北北東から北~北西~西寄りの風・波の強い状態が続きそうです。特に北日本では荒れ模様となり、波高が6m前後となる海域もあり、大しけとなる所もあるでしょう。また、大雪・吹雪となり、交通機関に支障をきたす所もありそうです。
風14日午前9時
風予想図14日(木)午前9時
風15日午前9時
風予想図15日(金)午前9時

風15日午後9時
風予想図15日(金)午後9時
波高14日午前9時
波高予想図14日(木)午前9時
波高15日午前9時
波高予想図15日(金)午前9時
波高15日午後9時
波高予想図15日(金)午後9時

そして、週末の16日(土)・17日(日)には、東・西日本の太平洋側での外海を中心に、台風25号からの周期の長いうねり(土用波)が入り、18日(月)にかけて続きそうです。
うねりの周期16日正午
うねりの周期予想図16日(土)正午
うねりの周期17日正午
うねりの周期予想図17日(日)正午
うねりの周期18日正午
うねりの周期予想図18日(月)正午

最新の気象庁の台風情報(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)や、「海快晴」の風・波予報を確認し、早め早めの行動をとるようにお心がけください。

文責 株式会社サーフレジェンド 気象予報士・防災士 唐澤敏哉

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