ロンドン五輪『セーリング競技日本代表記者会見』

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 5月24日(木)に、東京都北区にある「味の素ナショナルトレーニングセンター」にて、今年7月から開催されるロンドン五輪におけるセーリング競技の日本代表選手の記者会見が行われました。


ロンドン五輪セーリング競技・日本代表選手
ロンドン五輪セーリング競技・日本代表選手



 ロンドン五輪には、セーリング競技において以下の6種目9選手が日本代表として出場します。日本代表チームは、国際セーリング連盟によって定められた種目別五輪出場国枠をクリアした6種目(4艇種)および、日本セーリング連盟規定の「五輪日本代表候補選手選考基準」を満たした男子5名、女子4名の選手・チームから構成されます。

 今後、日本代表チームは来月6月に同じ五輪会場にて開催されるワールドカップ第6戦「Sail For Gold」に参加し、終了後2回にわたる現地事前合宿を経て、五輪本番に臨みます。



 ロンドン五輪のセーリング競技は、ロンドンからおよそ220km離れた英国ドーセット州の都市ウェーマスのポートランドハーバーにて、7月29日〜8月11日の日程で開催されます。



 以下、選手の内訳、および記者会見によるコメントです。



■470級女子(二人乗りダブルハンド)

近藤愛・田畑和歌子
近藤愛・田畑和歌子


・近藤愛(31歳、スキッパー、アビームコンサルティング所属)

 「前回、北京五輪で果たせなかった夢に向けて、再度チャレンジします。また、今回は前回よりもチームとしては強くなり、世界ランク1位の名に恥じないよう、精いっぱい頑張って一番高いところを狙っていきます」



・田畑和歌子(28歳、クルー、アビームコンサルティング所属)

 「自分の夢でもあったオリンピックに出場でき、とても幸せです。ただし、それで満足することなく、近藤と一緒に一番高いところを狙います。また、会場となるウェーマスは、風がとても強く吹くところで、昨年のワールドカップでは優勝していて、相性がとても良いので、楽しみです」



■470級男子(二人乗りダブルハンド」

原田龍之介・吉田雄吾
原田龍之介・吉田雄吾


・原田龍之介(27歳、スキッパー、アビームコンサルティング所属)

 「11歳からヨットを始めたときからの夢であった、オリンピックに出場し金メダルを捕る、というチャンスをいただいたことに感謝しています」



・吉田雄吾(28歳、クルー、アビームコンサルティング所属)

 「日ごろの成果を精いっぱい発揮できるよう、残り約70日間を有効に、そして終わった時に後悔しないように頑張ります」



■レーザーラジアル級(一人乗りシングルハンド)

土居愛美(18歳、慶応義塾大学1年)
 「初めてのチャンスを必ずものにしたいと思います。また、日ごろの成果を精いっぱい発揮したいと思います」



■49er級フォーティーナイナー(二人乗りダブルハンド)

牧野幸雄・高橋賢次


・牧野幸雄(32歳、スキッパー、関東自動車工業所属)

 「前回の北京五輪の際には、世界との距離がまだわからず、がむしゃらに走ったという記憶がありますが、今回は、そのときよりも冷静に世界トップとの距離が見えてきているので、冷静に、なおかつ勝利に向けて頑張りたいと思います」



・高橋賢次(29歳、クルー、関東自動車工業所属)

 「牧野と一緒に勝利に向けて頑張ります」



■ウインドサーフィンRS-X級男子

冨澤慎(27歳、関東自動車工業所属)
 「前回の北京を上回る成績を残したいと思っています、また、昨年の世界選手権では18位だったのが、今年は14位となっていますので、今年の方が昨年よりも調子は良くなっています。精一杯頑張ります」



須長由季(31歳、ミキハウス所属)
 「長年の夢であったオリンピックに出場できることを感謝いたします。また、出るからには、日ごろの成果を精いっぱい発揮し、できるだけ良い成績を収められるように頑張ります」



 五輪本番に向けて、最高のパフォーマンスを発揮できるように、公益財団法人日本セーリング連盟としても、マルチサポート(現地風調査はもちろん、コンディショニングから食事管理、科学的な詳細なトレーニングメニューなど)をとおして、最大限のバックアップを実施してきており、これからもそれ以上の努力を惜しまないことを約束していました。



 みんなでセーリング競技においても、日本代表チームを応援しましょう。

 ガンバレ、ニッポン!



小川予報士

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