台風21号最新情報(10月24日)

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大雨に注意が必要です。


小笠原諸島は、非常に強い台風20号の暴風圏内に入っており、強い風が吹いています。午前6時現在、父島の南南西約100㎞を北に20㎞で進んでおり、中心気圧は950hPa、中心付近の最大風速は45m/s、瞬間最大風速は65m/sとなっています。


この後は、進路を次第に北北東寄りに変え、25日(金)午前6時には強い勢力に衰えて日本の東海上に進み、26日(土)の未明には温帯低気圧に変わっている予想になっています。
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また、東シナ海の低気圧が25日(金)の夜にかけて日本の南岸を東進する予想になっています。
予想天気図24日午後9時
予想天気図25日午後9時

この低気圧と台風からの湿った空気により、きょう24日(木)は西日本、あすの25日(金)は東・西日本、あさって26日(土)は北・東・西日本と、広い範囲で雨となります。大雨となる所もあるでしょう。
雨24日午後9時
雨予想図24日午後9時
雨25日午後9時
雨予想図25日午後9時
雨26日午後9時
雨予想図26日午後9時

先日の台風20号の影響もあり、地盤の緩んでいる所や決壊している所が修復していない河川もあり、少しの雨でも洪水・土砂災害等の被害が出る可能性があります。

ご自分の自宅・お勤め先などがどのような自然災害に合う可能性があるのかを下記サイトで確認し、ブックマークしておくことをおすすめします。
https://disaportal.gsi.go.jp/
気象庁のサイト内には土砂災害・浸水害・洪水の危険度分布があるので、こちらもブックマークなどし、大雨が懸念される時には確認することもおすすめします。
https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/flood.html

また、海ではきょう24日(木)のうちに、東・西日本の太平洋側で周期の長いうねり(土用波)が入り始め、あす25日(金)・あさって(土)にかけて北・東・西日本の太平洋側の広い範囲で波が高くなり、波高が10m近くとなる海域があり、沿岸でも4m以上となる所があるでしょう。
うねりの周期24日正午
うねりの周期予想図24日正午
波高25日午前6時
波高予想図25日午前6時
波高26日午前3時
波高予想図26日午前3時

風も広い範囲で強まりそうです。
風25日午前6時
風予想図25日午前6時
風26日午前3時
風予想図26日午前3時


最新の気象庁の台風情報(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)や、「海快晴」の風・波予報を確認し、早め早めの行動をとるようにお心がけください。


文責 株式会社サーフレジェンド 気象予報士・防災士 唐澤敏哉

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