台風19号最新情報(10月9日)

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引き続き台風19号は東日本に上陸する可能性が高くなっています。

9日(水)午前6時現在、大型で猛烈な台風19号は、日本のはるか南南東海上のマリアナ諸島付近を北西に20㎞/hで進んでいます。
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今後は、10日(木)までは猛烈な強さのままで北西~北北西寄りに進み、11日(金)には若干勢力を弱めて非常に強い勢力となりながら日本の南海上に進み、12日(土)には紀伊半島沖に進みながら進路を北東寄りに変えて、13日(日)に強い勢力にまで弱まりつつも東日本に上陸する予想となっています。

海では次第に風・波ともに強まる予想で、太平洋側ではきょう9日(水)のうちに周期の長いうねり(土用波)が入り始める可能性があります。その後、波はさらに強まり、12日(土)・13日(日)には太平洋側では波高が10mを越える沿岸・海域もあり、日本海側でも吹き込みの北風によって波が強まる可能性があります。
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風予想図13日(日)午前3時
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波高予想図13日(日)午前3時

観測史上最も低い中心気圧を記録したのは、昭和54年の台風20号で、中心気圧は870hPaまで下がっています。また、上陸時に最も気圧が低かったのは昭和36年の台風18号で925hPaとなっています。965hPa前後で沖縄・奄美を除く日本に上陸するのは、西日本を中心に死者5名・負傷者227名・行方不明者2名の被害が出た平成30年9月の台風24号以来となります。

先日の台風15号の強風による被害のあった千葉も含めて、広い範囲で風・波・雨による災害が起きる可能性があります。

最新の気象庁の台風情報(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)や、「海快晴」の風・波予報を確認し、早め早めの行動をとるようにお心がけください。

文責 サーフレジェンド 気象予報士 唐澤敏哉

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