北村船長は西世古プロの紹介により、波伝説と姉妹サイトである「海快晴」を、日ごろからよく活用されていて、伊勢の釣り船仲間の船長や漁師さんに広めてくれたそうです。その影響で、いまでは海快晴を使い込む漁師さんがたくさん増えて、風向きが何時から変わるからとか、何時から強くなるからという話を“時間単位”でするようになったと語ってくれました。
北村船長は、伊勢周辺のみならず、日本全国の釣り船をチャーターして、ルアーフィッシングにこだわった大物釣りをされているそうです。もともと漁師さんの家に生まれた訳ではなく、釣りが好きで好きでたまらず、釣りとルアーフィッシングの研究を続けていくうちに虜(とりこ)となって、終いには組合に入り船を買ってルアー専門の釣り船の船長になられたのだそうです。
手前味噌になりますが、海快晴に気象データを提供している「Wave Hunter」の計算領域を、近いうちに台湾周辺まで広げる予定です。そうすることにより、本州沿岸の波とくに周期の予想データの精度が上がる可能性があるうえに、尖閣列島を含めた大物釣りのメッカである南西諸島において、詳細な気象予想が可能になります。
中国が日本政府による尖閣諸島の国有化に反対して、同諸島の天気予報を始めたそうですが、海快晴は1時間毎72時間先までの天気、降水量、風向・風速、波高・周期などを提供できることになります。知人のサーファーが尖閣の某島のブレイクはサーフィンできるのでは!?と話していましたが、基本的には海快晴の中でそのポイントの波予想データが見られることになります。おそらくポイント名はシークレットにはなると思いますが……（笑）
毎晩反省会と称して、楽しい楽しい飲み会が続いた
今回のボートトリップについて、振り返ってみればとても楽しい思い出深い旅行になったことを確信しました。この感激は、かつて味わった経験にあると思っていたら、中学や高校の“修学旅行”でした。仲の良いメンバーと知らない土地を訪ね歩いて目いっぱい楽しんだ修学旅行の思い出に近く、このオヤジ達の修学旅行は毎年続くかもしれない楽しみがあるということです。
満足にライドできた幸せを身体全体で表現した筆者
2013年2月で、サーフレジェンドは記念すべき創立20周年を迎えます。メンタワイに集う仲間とは、すべてご縁でつながっていると思います。1人で起業した会社が、ユーザーや関係先の皆さまに支えられて、今では30名を超える組織に成長させていただき、メンタワイに3年続けて来られたことは、起業時には夢にも思わなかった大変幸せなことです。心から、ユーザーさま、関係企業さま、そして社員スタッフ、家族に感謝申し上げて筆を置きたいと思います。
創業20周年記念 波伝説タオル(近日発売予定)
メンタワイとしてはオフシーズンとなる初冬のボートトリップは、オヤジサーファーの楽しく幸せな“修学旅行”でした。(了)
