釣りを始める前
安全第一で釣行計画を立てましょう
とくに外洋(陸地から遠く離れた広大な海)に面した釣り場では、天候が悪化すると高い波が押し寄せることもあります。
また、カーボン製の竿は通電性が高く、落雷によって感電する恐れがあります。事前に天気予報を確認して釣行計画を立てるとともに、急に天候が悪化した場合はすみやかに撤収しましょう。釣り場までの運転も含めて、無理な釣行は控えて安全第一で楽しみましょう。
車は駐車可能な場所に停めましょう
駐車禁止エリアに停めないことはもちろん、私有地へ駐車したり、地元の人や他の車の通行の妨げになるような停め方もしないようにしましょう。
立入禁止場所には入らない
港の一部や港そのものが立入禁止や進入禁止になっている場合があります。事前に釣り場に入れるかどうか、釣りをしても大丈夫かどうかを確認しておきましょう。
先行者優先！割り込みはやめましょう
空いている場所に入るときには、近くに先行者がいたら挨拶をして釣りをしていいかを確認しましょう。割り込みをせずに気持ちよく釣りをしましょう。
釣りをしているとき
間隔を空けて釣りましょう
釣りには必要なスペースがあり、それが守られないとトラブルが発生します。釣り方にもよりますが少なくとも5～10m以上は間隔を空けましょう（お互いの竿や仕掛けが干渉しない距離）。また、潮の流れや周りの釣り人のキャスト方向や仕掛けの位置などを確認して、仕掛けが絡まないように注意しましょう。
大きな音を出したり騒がない
とくに夜間や早朝は小さな音も広範囲に大きく響きます。民家などが近くにある場合は、話し声のボリュームにも注意を払いましょう。
ライトで海を照らさない
夜釣りや暗い時間帯の釣りでは、ほかの釣り人がいるときに海面をライトで照らさないようにしましょう。魚を散らす原因になるので注意しましょう。ルアーやエサを交換するときは、海と反対方向を向いて行うのがマナーです。
釣り場に持ち物を広げない
堤防など他の人が通る場所では、釣具を広げないようにしましょう。人が通りにくいだけでなく、竿や道具を踏まれてしまうこともあります。荷物はできるだけコンパクトにまとめておき、人が通るスペースを確保しておきましょう。
周囲の安全を確認しましょう
釣りの最中は周囲360度に気を配りましょう。キャスト時は後方の確認はもちろん、頭上に電線はないか、沖に船がいないかも確認しましょう。また、仕掛けを投げ入れているところに船が通りかかったら、すばやく回収するようにしましょう。
持ち帰る魚以外は再放流
釣った魚は食べる分だけ持ち帰り、小さい個体や他魚などはリリース（再放流）しましょう。限りある大切な資源を保護し、末長く釣りが楽しめるように放置せずに優しく返しましょう。
漁船や漁具に近づかない
仕掛けやルアーをロープや船などに引っ掛けないように、漁船や漁具の周りでの釣りは控えましょう。引っかかったルアーなどを回収するために、許可なく船に乗り込むのも厳禁です。
釣りが終わってから
汚した釣り場を洗い流そう
サビキ釣りやカゴ釣りなどで使用する冷凍のオキアミやアミなど、撒き餌を使用する釣りでは、撒き餌が堤防や磯の上にこぼれ落ちます。また、釣った魚を持ち帰るときに締めた魚の血が落ちることもあります。イカ釣りでは、釣り上げたときに吐いたスミで周囲が汚れることもあります。釣り終わったときに汚れていたら、きれいに洗い流してから帰るようにしましょう。清掃用にブラシを用意しておくと便利です。
ゴミは必ず持ち帰る
釣り糸の切れ端、ルアーのパッケージなど、自分が出したゴミは必ず持ち帰りましょう。ペットボトル、ビニール袋などのプラスチックは何年たっても分解されないので、大きな問題となっています。風で飛ばされることのないようにクーラーの中などで管理して、釣り場に放置したり破棄しないようにしましょう。
ルールとマナーをしっかり理解し、気持ちよく、楽しく釣りを行いましょう！
記事元 SHIMANO 釣り初心者に知ってほしいルールとマナー
https://fish.shimano.com/ja-JP/content/beginners/fishing/manners/index.html
