【第3弾】被災地からの絆レポート17 by YUKI

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 はじめまして。2月下旬、株式会社サーフレジェンドに入社しましたYUKIです。よろしくお願いします。

 被災地でのボランティア活動のため、5月2日月曜日、社長を含め5人で岩手県釜石市へ向かいました。

 終点の釜石駅へ到着。ここまではほとんど被害が見られませんでしたが、海沿いへ来るとどこまでもがれきの山がひろがっていました。メディアを通して何度もこの景色を見ていましたが、実際に見ると、本当に言葉がありませんでした。

延々と続くがれき
延々と続くがれき


 到着初日の3日火曜日は、拠点とさせて頂いているカリタス釜石教会の「ベース」のお仕事をさせて頂きました。主に教会のお掃除と炊き出しになります。35人分の食事を作りました。この日のメニューは、牛肉の野菜いため、ねぎのスープ、タマネギ・レタス・サバのサラダです。

 その後、釜石市の市役所の方が、ニュースでよく名前を聞く「大槌町」の被害も見た方がいいということで車で案内してくれました。「大槌町」は町の中心部が津波にのまれてしまい、町の機能を失ってしまっていました。地震後、火災があり1週間燃え続けたそうです。がれきの山は、黒く焦げた色で、焼けたにおいがしました。

 きょう4日水曜日は、「大槌町」にあるビジネスホテル「寿」の1階および2階部分のがれきや汚泥の除去作業です。ここの作業はきょうで3日目で、がれきはほぼ片付けられており、最終段階です。棚に入っている皿や鍋をすべてだし、使用できるものとできないものに種別しました。ほとんどの皿が割れておらず、奥さんも少しほっとした様子でした。しかし、「寿」の奥さんは皿を手にとっては何か物思いにふけっているときもありました。

棚から出した食器や鍋
棚から出した食器や鍋


 泥まみれ・ほこりまみれになりながらも、みんなで力を合わせ、ここの作業を終えました。がれきの中の作業は、途方に暮れる気持ちになるときも多々あり、わたしがやっていることは意味があるんだろうか?と自問自答するときもありました。しかし、最後に奥さんから「本当にありがとうございました」と何度もいって頂き、なんとも言えない気持ちになり、本当に少しの力にしかなれていないけど、やっぱりきて良かったと思いました。

 復興まで膨大な時間がかかりますが、一歩一歩少しずつ前に進んでいくしかないのです。

美しい景色
美しい景色


 わたしはボランティアは初めての経験ですが、ここには「被災地を復興させたい」という気持ちの数多くの方がいます。みんな自分の生活があり、できる限りの中でこの地にいるわけですが、「目に見えないみんなの強い復興へ思い」は、次の人へ渡り、この地を「復興」へと導くとても大きな力だと信じてなりません。

BY YUKI

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