【第3弾】被災地からの絆レポート12 by 三輪予報士

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 4月29日(金)、2日目の現地からのレポートをお届け致します。本日は、メディアも報道されている大槌町での作業でした。町長をはじめ、自治体の主要な方が亡くなり、自治機能がストップしてしまっている地域です。

 大槌町の被害は、テレビでの情報で知ってはいるつもりでした。しかし実際現場で、見て・聞いて・におって、膨大な強烈な情報が入ってきたのですが言葉で表現できるまでまだ消化ができていません。

 作業をさせて頂いたのは、その中でもまだ街の原型が残っている地域にあるS邸。途中から道を案内してくれたのは、なかなかクールなローカルキッズ。言葉は少ないながら、俺も自分の街の為に手伝いたい!と案内をしてくれたんだと思います。

ローカルキッズ
ローカルキッズ


 作業は、庭のヘドロ撤去、ドブのヘドロ撤去、玄関先に高く積まれた土嚢の集積所への運搬でした。室内の清掃から屋外の清掃へと徐々に変わってきているようです。まだまだ大変ではありますが、少しずつ復興が進んできている証だと思います。完全なガテン系で、無心に黙々と、ただひたすらに、スコップと体をフル活用。本日の釜石での最高気温は16度ながら、いい汗をかかせて頂きました。

土嚢(どのう)の山

 追伸、先発スタッフが作業を行っていた時に咲いていた桜は静かに散り始めています。今日作業をさせて頂いたSさんに断りを得て、マル秘で持参したヒマワリの種を庭に植えさせて頂きました。ヒマワリはスクスクと真っ直ぐと伸び、夏には大きな花を咲かせてくれるでしょう。東北の方達と共に。

SUN FLOWER
SUN FLOWER


by 三輪予報士

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