岩手・浪板 杉本浩氏より「現地からのレポート1」

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 岩手・浪板ポイントの波情報をいただいている、K-SURFの杉本浩プロよりレポートが届きました。

 震災当日の様子や現在の復興の様子など、レポートが届き次第、順次掲載させていただきます。


先日はたくさんの物資ありがとうございました。

家を流された仲間達、皆も本当に感謝していました。

浪板海岸の瓦礫の写真
浪板海岸の瓦礫の写真


店があった場所と、店があった所から見える景色
店があった場所と、店があった所から見える景色


 国道の下に店がありましたが、この道路を津波が乗り越えてゆき、のり面が崩れ跡形も無い状態です。その中で、店で使っていた電話やファックス、カード端末などがガレキの中から見つかりましたが、使用不可能状態。このガレキの山を見ると力が抜けてきます。

 3月11日からほとんど手付かずのまま正直なにから手を付けていいのか分からないのが現状です。松林もこの部分しか残っていません。津波は、この松が隠れる位の高さまできました。

岩手県・浪板

K-SURF 杉本浩


〜波伝説より〜

 実際浪板海岸のある大槌町では、役場自体が被災してしまい、重機によるガレキの撤去が、お店の周辺に及んでいない状況です。この状況を受けて、ガレキを重機で片付ける作業をお手伝いしていただける方を波伝説ニュースで募集したところ、全国から7名もの方々から力強いお声掛けをいただきました。今回は日程的な面で当面見送りとなりましたが、近隣・遠方を問わず、全国の方々に支援の輪が広がっています。

 素晴らしい浪板のビーチが復活し、そこに明るい笑顔が復活する日が来るまで、長い歩みをともに寄り添い、その様子をお伝えする事で、全国の皆様と浪板をつなぎ、少しでも復興のプラスにつながればと思います。

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