冬型の気圧配置と台風28号について

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日本海の低気圧が急激に発達しながらオホーツク海へと進んでいきます。あすの12月3日(火)にかけて西高東低の冬型の気圧配置となります。
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きょう2日(月)の前半のうちは、低気圧の前面で吹く南風が強くなります。このため、大気の状態が不安定となり、激しい雨となる所もあるでしょう。海では南寄りの風波が強まります。
風2日午後9時
風予想図2日(月)午後9時
波高風2日午後9時
波高予想図2日(月)午後9時

その後、夜以降は上空の寒気が南下し、あすの3日(火)にかけて西高東低の冬型の気圧配置となります。北~西寄りの風が強く、日本海側を中心に波が高くなるでしょう。太平洋では天気は回復しますが、日本海側では北日本を中心に雪となり、大雪や吹雪となる所もありそうです。
風3日午後9時
風予想図3日(火)午後9時
波高3日午後9時
波高予想図3日(火)午後9時

また、強い台風28号がフィリピンの東海上を西進中です。2日(月)午前6時現在、中心気圧は970hPa、中心付近の最大風速は35m/s、最大瞬間風速は50m/sで、西に20km/hで進んでいます。
きょうのうちに非常に強い勢力にまで発達しますが、寒気に抑えられて北上することはなく、南シナ海へと進み、6日(金)に熱帯低気圧に変わる予想です。
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日本付近に直接影響することはなさそうですが、周期の長いうねりが、4日(水)ころから西日本の太平洋側、沖縄・奄美、東シナ海に入りそうです。
うねりの周期4日午前9時
うねりの周期予想図4日(水)午前9時

最新の気象庁の台風情報(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)や、「海快晴」の風・波・天気予報を確認し、早め早めの行動をとるようにお心がけください。遠くの台風や低気圧からのうねりの予想は、メニュー「沖合の週間予報」の「うねりの周期予想」https://www.umikaisei.jp/weather/windwave/week/undulation.html?mapid=00000000から確認することができます。

文責 株式会社サーフレジェンド 気象予報士・防災士 唐澤敏哉

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