発達する低気圧と熱帯低気圧について(11月12日)

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低気圧が発達して上空に強い寒気が入って西高東低の冬型の気圧配置となりつつ、あらたに台風が二つ発生する予想です。

低気圧が発達しながら大陸から接近し、13日(水)から15日(金)にかけてサハリン付近を北北東進します。上空では強い寒気が南下し、強い冬型の気圧配置となる予想です。

この発達する低気圧などにより、13日(水)の夜から南~南西寄りの風・波が強まり、14日(木)・15日(金)は広い範囲で北~北西~西寄りの風・波が強い状態が続きそうです。特に北日本では荒れ模様となり、波高が7m前後となる海域もあり、大しけとなる所もあるでしょう。また、大雪・吹雪となり、交通機関に支障をきたす所もありそうです。
波高14日午前9時
波高予想図14日(木)午前9時
波高14日午後9時
波高予想図14日(木)午後9時
風14日午前9時
風予想図14日(木)午前9時
風14日午後9時
風予想図14日(木)午後9時

一方、南海上に目を向けると、二つの熱帯低気圧が発生しています。この低気圧はともに台風へと発達する予想になっています。
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南下する寒気に抑えられて日本付近へと北上してくることはなさそうですが、週末の16日(土)・17日(日)には、東・西日本の太平洋側での外海を中心に周期の長いうねり(土用波)が入りそうです。
うねりの周期16日午後9時
うねりの周期予想図16日(土)午前9時
うねりの周期17日午前9時
うねりの周期予想図17日(日)午前9時
最新の気象庁の台風情報(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)や、「海快晴」の風・波予報を確認し、早め早めの行動をとるようにお心がけください。

文責 株式会社サーフレジェンド 気象予報士・防災士 唐澤敏哉

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