『Dear Maui マウイを巡る12の物語』刊行記念展
『ありがとうマウイ。』開催のお知らせ
2024.3.24 sun. – 2024.4.14 sun.
「Books&Gallery 海と本」では、3月24日（日）～4月14日（日）、マウイ島火災のチャリティブックとしてつくられた『Dear Maui マウイを巡る12の物語』の刊行記念展『ありがとうマウイ。』を開催いたします。
2023年8月8日、ハワイ・マウイ島の山火事で、かつてハワイ王国の首都だったラハイナが壊滅的な被害を受けました。
「マウイ島の本をつくろう」。
マウイに思いを寄せる写真家や作家ら12名が立ち上がり、それぞれのマウイの物語をボランティアで寄稿。
クラウドファンディングで156名から製作費を預かり、火事から半年後の2月8日に、一冊の本が完成しました。
本書の販売利益はすべてマウイ島火災の復興支援にあてられます。
リゾートの島でもあるマウイ島は、ものすごいスピードで昔ながらの風景が失われています。
昨今の異常気象がそれに追い討ちをかけるよう。だからこそ「あの日のマウイ」を忘れないでほしい。
本書は、12名の著者が、今こそ伝えておきたいマウイの記憶です。
本展示タイトル『ありがとうマウイ。』は、写真家・佐藤秀明さんのエッセイで一番に飛び込んできた言葉であり、本書のベースになっている思いです。
今回、写真家たちが時代もテーマもそれぞれに見つめてきたマウイの姿を、「海と本」の特別構成で展示します。
写真作品は、徳島で1300年の歴史がある阿波和紙のインクジェットペーパーにプリントします。
通常の写真プリントとは異なる新たな表現で、マウイの独特の空気を感じていただけたら幸いです。
Dear Maui マウイを巡る12の物語
2,970円
A5コデックス装 256p
発行：リトルギフトブックス
https://littlegiftbooks.com/
今井栄一
フリーランス・ライター＆エディター。
旅や人をテーマに国内外を旅し、執筆、撮影、編集、企画立案、番組制作･構成などを手がける。
著書に『雨と虹と、旅々ハワイ』『Hawaii Travelhints 100』『世界の美しい書店』など。訳書も多数。
岩根 愛
写真家。
ハワイ移民を通じたハワイと福島の関わりをテーマに制作を続ける。
2018年『KIPUKA』を上梓、第44回木村伊兵衛写真賞、第44回伊奈信男賞受賞。
ドキュメンタリー映画『盆唄』を企画、アソシエイト・プロデューサーを務める。
作品集に『A NEW RIVER』、著作に『キプカへの旅』『ハワイ島のボンダンス』がある。
岡崎友子
プロウインドサーファー。
90年代にはウエイブ年間ワールドランキング2位、その他入賞多数。
その後スノーボード、カイトサーフィン、サップ、フォイル、ウイングなど多数のスポーツの黎明期に関わる。
現在はマウイをベースに、ツアーやイベントで自然と向き合える経験を提供。
マウイ島山火事の復興支援を続けている。
笹尾としかず
イラストレーター、絵描き。
1996年、著書『ハワイの3にんぐみ』で第18回講談社絵本新人賞など受賞。
『ジャズ・ストーリー』『ハワイ音楽ゆるゆる気分』（共著）『絵でわかるマイルス・デイヴィスの生涯』など。
ほかに、CD（選曲、解説、装画）も数多く手がける。
高砂淳二
写真家。
世界中の国々を訪れ、海の中から生き物、虹、風景、星空まで、地球全体をフィールドに撮影活動を続けている。
著書に『night rainbow-祝福の虹』
『PLANET of WATER』『Aloha ～美しきハワイをめぐる旅～』など多数。
「Wildlife photographer of the year 2022」自然芸術性部門で最優秀賞を受賞。
野口祐一
出版社写真部を経て2021年に独立。
雑誌『ハワイスタイル』をはじめ、旅、食、ライフスタイルなど様々なジャンルで活動。
2016年に写真展『HAWAIISCAPE』展を開催。
2005年以降、毎年ハワイの今を撮り続けている。
平川 亨
ハワイ研究者・日本ハワイ移民資料館リサーチアドバイザー。
現在、日系ハワイ移民の研究をメインに活動。徹底した現地調査による資料を駆使し、現地の研究者からも高い評価を得る。
ハワイ全般の知識も豊富で、ハワイ音楽の演奏活動にはファンも多い。
近藤純夫
エッセイスト、翻訳家、写真家。
ハワイ諸島の自然と文化に関する講座や講演を通じてハワイ情報を発信。
著書に『ハワイ・ブック』『新版 ハワイアン・ガーデン』『ハワイごよみ365日』、訳書に『イザベラ・バードのハワイ紀行』など多数。
佐藤秀明
写真家。
1970年代前半から波を追いかけサーフィン雑誌を中心に活躍。
その後、世界中の辺境を中心に撮影活動を続け、数多くの作品を発表。
写真集に『伝説のハワイ』『次の海まで100マイル』『鎮魂・世界貿易センタービル』など多数。
永田さち子
ライター、編集者。
国内外の旅、食、ライフスタイルをテーマに雑誌やWEB記事を中心に寄稿。
ハワイ渡航歴70回以上。著書に『おひとりハワイの遊び方』『ハワイのいいものほしいもの』『よくばりハワイ』シリーズなど多数。
東 理夫
作家、エッセイスト、翻訳家。
アメリカ文化への造詣が深く、ミステリーから音楽、料理まで幅広い分野で執筆。
ブルーグラス奏者としても活躍。著書に『スペンサーの料理』『アメリカのありふれた町で』ほか多数。訳書に『ミリオンダラー・ベイビー』『ブラック・ダリアの真実』など。
宮澤 拓
写真家。
ハワイの気候、文化、そして人々に魅了され続けて、オアフ島に移住。
雑誌、広告の撮影を手がけるかたわら、「自分たちの目線でハワイの魅力を伝えたい」という思いで年に数冊ハワイをテーマにした書籍を製作している。
展示会情報
イベント名：『Dear Maui マウイを巡る12の物語』刊行記念展『ありがとうマウイ。』
展示作家：佐藤秀明・近藤純夫・今井栄一・野口祐一・宮澤 拓
会期：2024年3月24日（日）～4月14日（日）
営業日：水・木・金・日
営業時間：13:00～17:00 （日曜のみ 12:00～17:00）
会場：Books&Gallery 海と本
〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷 3-12-11 つたやビル 3F （江ノ島電鉄 長谷駅徒歩3分）
