台風25号・26号と新たな発達する低気圧について(11月16日)

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西高東低の冬型の気圧配置は緩みますが、新たな発達しながら接近する低気圧により、18日(月)以降は再び荒れ模様となりそうです。

16日(土)午後6時現在、強い台風25号は小笠原近海にあり、中心気圧は965hPa、中心付近の最大風速は45m/s、最大瞬間風速は60m/sとさらに発達し、東北東に進路を変えて35km/hで進んでいます。今後も北東~東北東寄りに進み、19日(火)には南鳥島近海で熱帯低気圧に変わってる予想です。

また、台風26号はフィリピンの東にあり、中心気圧は1002hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sでほとんど停滞しています。今後は西南西寄りに進み、21日(木)には南シナ海で熱帯低気圧に変わっている予想です。
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二つの低気圧は日本に接近することはなく、直接の影響はなさそうですが、強くはないものの、台風25号からの周期の長いうねり(土用波)が強くはないものの17日(日)ころまで続きそうです。
うねりの周期17日午前9時
うねりの周期予想図17日(日)午前9時

ただし、新たに接近する低気圧により、再び荒れ模様となりそうです。

大陸から東進してくる低気圧が、発達しながら18日(月)から19日(火)にかけて北日本へと進み、再び西高東低の冬型の気圧配置となる見込みです。

あすの17日(日)は北日本を中心に北西寄りの風・波が続き、18日(月)には低気圧への吹き込みによって南西寄りの風・波が強まるでしょう。さらに、19日(火)以降は西~北寄りの風・波が強くなりそうです。また、北日本では19日(火)には再び雪も強まり、大雪・吹雪となる所もありそうです。海・陸ともに日本海側を中心に広い範囲で荒れ模様となりそうです。
風17日午前9時
風予想図17日(日)午前9時
風18日午前9時
風予想図18日(月)午前9時
風19日午前9時
風予想図19日(火)午前9時
波高17日午前9時
波高予想図17日(日)午前9時
波高18日午前9時
波高予想図18日(月)午前9時
波高19日午前9時
波高予想図19日(火)午前9時

最新の気象庁の情報や「海快晴」の風・波・天気予報を確認し、留意されて行動をとるようにお心がけください。

文責 株式会社サーフレジェンド 気象予報士・防災士 唐澤敏哉

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