台風5号が発生。突然の大きな波に注意してください。

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4日(木)の午後3時にマリアナ諸島近海にあった熱帯低気圧が台風第5号になりました。
今後台風は発達しながら北寄りに進み、7日(日)の午後3時には小笠原近海へと進む予想です。

その後の進路は4日(木)朝発表の週間予報資料で見ると、来週前半に本州の東岸付近のかなり近い所を北上する可能性があります。
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今後の台風による天気も心配されますが、特に海のレジャーを予定されている場合に注意して欲しいのが「波」です。

台風が南海上に発生すると、台風付近で発生した波が本州付近に届き、ときに通常の2~3倍の高さを持つ波が発生します。
「一発大波」とも呼ばれ、その割合は1000波に1波で現れると言われています。例えば天気予報で「今日の波の高さは2m」とあれば、ときには4mや6mの波が発生する可能性があるわけです。

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一発大波は、台風が列島から離れた海上にあっても注意が必要です。台風付近で発生した波は、台風が接近するかなり前から列島に到達するためです。

この週末、台風は小笠原近海に予想されていますが、西日本や東日本の太平洋岸では波高は2mくらい、やや周期の長いうねりも届く予想となっています。夏は潮位も高い季節ですから、一層の注意をなさって下さい。

※なお文中の天気図は2016年8月4日現在のものです。台風の進路などは、最新の情報をご利用下さい。

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